NATO軍が先週、タリバン暴徒らに対する攻撃としてアフガニスタン東部山岳地帯に加えた空爆では、少なくとも35人が死亡し、NATO側は成功裏に終わったとしている。だがアフガン政府は、民間人に多数の犠牲者が出たとして非難している。22日付けインターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙が伝えている。

空爆は先週の木曜夜から金曜早朝にかけ、パキスタンとの国境地帯であるクナル州に対し行なわれた。同地域にタリバン暴徒が多数入り込んでいることについてはNATOとアフガン側の見解は一致しているが、今回の襲撃の詳細について、両者の情報はことごとく食い違っているという。

クナル州知事のファズルラー・ワヒディ氏は言う。「地域住民の報告によれば、空爆による死者は64人です。内訳は武装勢力13人、女性22人、少年26人、老人3人」。空爆を指揮した米軍のスミス提督は「空爆地域に子供たちがいることを示す情報はなかった」としている。

この空爆に関する記事は本日付けの国内各紙には見当たらない。また、昨夜11時台のテレビのニュース番組は、大部分の番組が冒頭からパンダ到着のニュースを延々と取り上げ、死者が200人を超えたリビアの情勢は少ししか伝えなかった。日本のテレビや新聞を見ているだけでは、世界でいま起こっている重大なことは必ずしもわからない。(司)

【2月22日分ニュースクリップ一覧】

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混乱極まるリビア 無差別空爆で各国から批判
需給ギャップ20兆円に拡大
インフラ整備は国内でも積極的に進めるべき