東日本大震災の復興プランが出始めている。

23日に「日本復興計画」を発表したのは京都大学の藤井聡教授。

短期的な復興・復旧を図る「東日本復活5年計画」と、大地震に強い地域・国家を長期的につくるための諸事業を「列島強靭化10年計画」としてまとめた。

計画によると復興事業費用を約23~47兆円と見積もり、震災復興国債の発行などを財源とする。

10年計画の中では、物流ラインの二重化・三重化、複数エネルギーの併用の促進、スーパー堤防事業やダム事業の推進などが盛り込まれている。

そして、世界をリードする防災産業を創出し、輸出産業として展開するという。

マスコミ報道では、まだ被害の甚大さを伝える趣旨のものが多いが、地震から2週間近く経とうとしている今、そろそろ復興に向けた前向きな議論を展開すべきだろう。

その意味で、藤井教授に続く復興計画の発表を、各メディアや有識者に期待したい。(村)

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