「あの世の誰々に聞いてみたい」とは、新聞のコラムなどでよく使う表現だ。しかし今や、それは単なる比喩では済まない。幸福の科学・大川隆法総裁の公開霊言によって、実際にあの世の霊人たちの意見を聞くという前代未聞の奇跡が起きているのだから。

幸福の科学の信者以外でそれをよく知っているのは、例えば新聞記者だろう。五大紙などには大川総裁の霊言本の広告が、「霊言」と堂々と銘打って頻繁に出ている。要するに新聞業界は霊言を本物と認めているのであり、記者が霊言本を読んで記事のネタにしていると思われることも少なくない。

22日付産経新聞は「下村さんに処方箋聞きたい」と題し、珍しく、戦後日本のエコノミスト下村治(1910~1989)を扱った署名記事を載せている。下村氏については大川総裁が今から3年前の2010年6月、菅直人内閣発足の当日に霊言を収録していた(下記関連書籍)。産経の記事の要旨は次の通り。

  • 1980年代、財政と貿易の「双子の赤字」を抱える米政府は、当時の対米最大貿易黒字国である日本を批判の矢面に立たせた。それに対し下村氏は敢然と、「日本は悪くない。米国の貿易赤字は自らの過剰な消費体質や製造業の衰退が主因であり、日本の対米黒字削減だけで問題は解決しない」と指摘した。
  • あれから30年近くたち、米国の最大の貿易赤字相手は中国に変わり、日本批判は影を潜めたが、日本が円高に振り回される構図は変わっていない。アベノミクスで立ち直りの気配が見えた日本経済の先行きを下村さんならどう見るか、ぜひとも聞いてみたいものだ。

過去の傑出した人物に現在の問題を聞くという論立ては、霊言の枠組みと同じである。ならば、お聞かせしよう。天上界の下村霊が日本と世界の経済に下した診断と「処方箋」の一部を紹介する。

  • この先、円は基軸通貨化していき、日本政府の判断で円がいくらでも刷れる。日銀券を百兆円刷ってアジア・アフリカの産業振興のために使えば、彼らの産業が伸びて豊かになる。そうやって日本が世界経済を動かしていける状態になることが望ましい。
  • 中国元には彼らが思っているほどの信用はない。情報の自由がないところに最終的な経済的繁栄はない。
  • 幸福実現党の未来産業創出やリニア構想などは、新たな高度成長を起こすためにやるべきだが、議席がない段階で正直に公表しすぎると他党にパクられるだろう。本当はアイデア料だけでも、もらわなきゃいけない。

弊誌や本サイトが指摘している通り、アベノミクスの中身は、2009年の衆院選当時から幸福実現党が訴えてきた経済政策の後追いだ。下村霊には、幸福実現党の政策がパクられる未来が見えていたわけである。ならば同氏の霊が示す「処方箋」も、未来が正しく見えているに違いない。マスコミや政治家は、神仏や高級霊の考えを黙って拝借するのをやめて正直に認め、それらを畏敬の念をもって学び、正しく役立てていただきたい。(司)

【関連書籍】

幸福の科学出版HP『新・高度成長戦略』 大川隆法著

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=76

アマゾンの同書紹介ページ

http://amazon.co.jp/o/ASIN/4863950578/liberty0b-22/

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2012年12月10日付本欄 自民・安倍総裁の経済政策「アベノミクス」のネタ元は幸福実現党?

http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=5268