先週、ノーベル賞作家の大江健三郎をはじめとする日本の知識人約1300人が「『領土問題』の悪循環を止めよう」と題した、自虐史観に基づいた声明を発表した。日本ではほとんど報じられていないが、韓国のほぼ全紙が社説で紹介し賞賛した。

声明では、日本政府の尖閣諸島や竹島への領有権主張に対して、「韓国、中国が、もっとも弱く、外交的主張が不可能であった中で日本が領有した」と決めつけている。中国が27日の国連演説で日本を「盗っ人」呼ばわりしたのと同じ論理だ。

さらに竹島については、「韓国民にとっては、単なる『島』ではなく、侵略と植民地支配の起点であり、その象徴である。そのことを日本人は理解しなければならない」と、韓国に代わって日本を批判している。

日本のメディアではこの声明は小さな扱いだったが、韓国メディアは大々的に報じた。中央日報は「勇気ある発言であり、評価に値する」とべた褒め。東亜日報は「自国の侵略主義を叱る日本の知性」と、大歓迎である。

ノーベル賞受賞者という世界的権威を与えられた大江氏が、この声明を通して韓国の人々に「日本が全面的に悪い」という誤った印象を与えるとは、どういうつもりなのか。

大江氏の守護霊はこれに先立つ8月23日、大川隆法・幸福の科学グループ創始者兼総裁に呼ばれ、次のように霊言として語っている。

「韓国は力がないときに日本に押し切られたんだけど、(略)『昔、支配されたから、怖かったけど、今なら堂々と言える』っていうことで、やっと本音が言えるようになったんだ」

「(北朝鮮が)日本人の百人や二百人を拉致したなんて、こんなの、当然のことですよ」

「中国からも韓国からも、熱狂して迎えられたい。そういう姿をちょっと想像するなあ」

この霊言は書籍として9月中旬に発刊され、すでに大江氏の「正体」は明らかになった。このような左翼文化人がどれほど日本を危機に陥れてきたかを、日本人はしっかりと知り、その行動に目を光らせなければならない。(居)

【関連記事】

公開霊言抜粋レポート 守護霊が告白脱原発運動の大江健三郎はやはり自虐史観の権化だった

http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=4805

2012年9月28日付本欄 朝日新聞に村上春樹氏が寄稿 文化交流を盾に領土侵略を許容

http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=4952

【関連書籍】

幸福の科学出版ホームページ 『守護霊インタビュー大江健三郎に「脱原発」の核心を問う』 大川隆法著

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=806