日銀・白川方明総裁は24日の記者会見で、2011年度中を想定していた景気回復が「2012年度前半」にずれ込むとの見通しを示した。25日付各紙が報じた。

白川日銀総裁の発言要旨は以下の通り。

  • 景気の現状は海外経済の減速や円高の影響から、横ばい圏内の動き。
  • 日本経済が緩やかな回復経路に戻っていくシナリオは維持されている。
  • 最大のリスクは欧州債務問題。日本経済の下振れをもたらす可能性に注意が要る。
  • 今夏に電力が不足したり、復旧・復興が想定より遅れたりすると下振れリスクになる。
  • 経済見通しについては不確実性が非常に高い。

一読して、何を言っているのか分からない。というより、「何もしない」と言っているとしか思えない。最近の日銀総裁の発言はいつも似たようなものだ。それに対する各紙の経済記事も、別に日銀を責めるわけでもなく、「脱デフレ 出口見えず」(朝日)、「海外減速・円高響く」(日経)、「欧州・イランに懸念」(読売)などと客観的に書いているだけ、なまぬるい限りだ。

しかし、日銀はただ評論家のように「欧州がどうで、アメリカがどうで、新興国がどうで、そして日本はこうだ」と言っているだけが仕事なのか。日銀には「金融政策」を担って、デフレ脱却、不況脱却の使命があることを、ほとんど理解していないのではないか。

そんな疑問が解けるのが、27日発刊の『日銀総裁とのスピリチュアル対話――通貨の番人の正体』(大川隆法著・幸福実現党発行)だ。

この本を読むと、白川日銀総裁が、「なぜ、何もしないのか」がよくわかる。このような日銀総裁に何の批判もしないマスコミもひどいものだ。この人も本来出番がなかったのに、民主党のごり押しで無理やり総裁にしたのだ。だから、民主=マスコミ=日銀はつるんでいると言ってもよい。

30日発売の本誌3月号でも、この日銀総裁の正体に迫っている。マスコミがタブー視するところに切り込んでいくのが本誌の使命でもある。ご期待下さい。(仁)

【関連書籍】

幸福の科学出版ホームページ 『日銀総裁とのスピリチュアル対話――通貨の番人の正体』(1月27日発刊)

http://www.irhpress.co.jp/detail/html/H7016.html