14日(土)放送のインターネット中継番組「サタデーナイトinエリア5反田」( http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=1923 )で紹介して、反響を呼んでいる「Trololo現象」。まだ日本では知る人が少ないが、世界的に爆発的なブームとなっている歌なのだ。

http://www.youtube.com/watch?v=oavMtUWDBTM

1970年代風のレトロなスタジオセットから、ダブルスーツ姿の歌手エドワード・ヒルが歌いだす。歌詞はなく、「トゥロロ♪」といったスキャットだけなのだが、一度聞いたら病みつきになりそうな能天気さだ。歌い手のパーソナリティとあいまってネットユーザーたちの心をくすぐるのか、アレンジしたりパロディ化したものが大量にyoutube動画に出回っている。

もともとは1976年のソ連(現ロシア)のヒットソングだったが、そのVTRがどういう風の吹き回しか2009年末にyoutube動画にアップされて、以来大ヒット。現時点で1600万以上アクセスという驚異的な数を記録中だ。

なぜ30年以上も前のソ連の歌が流行っているのか不明だが、2012年問題をはじめ、閉塞感あふれる時代に、この曲の極度な陽気さに一時的な癒しを得ているのだろう。今という時代を象徴する現象の一つであることは間違いなさそうだ。(ア)

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