キャメロン英首相が、「(英名門オックスフォード大が)2009年に黒人学生を一人しか受け入れなかったのは不名誉」と非難したことが波紋を広げている(14日付産経新聞)。

これに対しオ大は「誤解だ。27人の黒人学生を受け入れた」と反論している。記事の中では、米名門ハーバード大では黒人受け入れは1割を超えているが、オ大は1%(英国の人口比率では黒人は2%)にすぎないことや、上流階級と労働者階級の格差が残っていることなどが指摘されている。

欧米社会に残っている人種差別問題を解決することはもちろん必要だと思われるが、大学の合格率を人種間でならそうとする考えは結果平等につながるのではないか。

入試の合否は個々人の学力によって判断されるべきものであり、人種によって差を設けることは自助努力を否定する面がある。結果の平等ではなく、必要なのはむしろ「機会の平等」を保障することだろう。

低所得者層にも勉強する機会を国が保障し、優秀な学生にはさらなる進学の道を開くために、奨学金制度を充実させることなど根本的な解決策だ。安易な結果平等は資本主義の精神を傷つけることになる。(雅)

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