菅直人首相は21日、規制値を超える放射性物質が検出されたホウレンソウ、かき菜、原乳などの農産物について、福島、茨城、栃木、群馬の4県に対し、県単位で出荷停止を指示した。枝野幸男官房長官は記者会見で「人体に影響を及ぼす数値ではない」としているが、影響がないならなぜ出荷停止なのか、国民にはもう一つわかりづらい。

これを受けて22日付各紙は、放射性物質による被害の可能性や対処法の記事を掲載。日本のマスコミは通常、センセーショナルな報道で読者や視聴者の不安を煽る傾向があるが、五大紙では読売が「過剰反応避けて」、産経が「水で洗えば半減」といずれも大見出しを掲げ、冷静な対応を呼びかけている。

1929年に始まる大恐慌のとき、アメリカ大統領F.D.ルーズベルトは就任演説で「恐れなければいけない唯一のことは、恐れるということ自体である(The only thing we have to fear is fear itself.)」と語り、自らの恐怖心と戦うよう国民を鼓舞した。放射線は目に見えないだけに不安や恐怖をそそりやすいが、一般に心の持ち方がポジティブな人ほど体の免疫力が高いとのデータもある。不安からパニックに陥らないよう、お互いに注意したいものである。

なお全国の幸福の科学では、今回の震災と原発事故を受けて急遽、「放射能被害除去祈願」と「恐怖心を取り除くための祈り」を開催中。どちらも、希望すれば信者以外でも誰でも受けることができる。神仏の加護と計らいを「信じる力」こそ、恐怖や不安を中和するための最強の力となることだろう。(司)

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