2026年6月号記事
釈量子の宗教立国を目指して
──大川隆法総裁の政治思想を学ぶ

幸福実現党 党首
釈 量子
(しゃく・りょうこ) 1969年、東京都生まれ。國學院大學文学部史学科卒。大手企業勤務を経て、幸福の科学に入局。本誌編集部、常務理事などを歴任。2013年7月から現職。
釈量子のブログはこちらでご覧になれます。
https://shaku-ryoko.net/
第3回
創立者の"本心"が込められた『幸福実現党の目指すもの』(前編)
『幸福実現党の目指すもの』
この国の政治に一本、精神的主柱を立てたい。
これが私のかねてからの願いである。
精神的主柱がなければ、国家は漂流し、
無告の民は、不幸のどん底へと突き落とされる。
この国の国民の未来を照らす光となりたい。
暗黒の夜に、不安におののいている世界の人々への、
灯台の光となりたい。
国を豊かにし、邪悪なるものに負けない、
不滅の正義をうち立てたい。
人々を真なる幸福の実現へと導いていきたい。
この国に生まれ、この時代に生まれてよかったと、
人々が心の底から喜べるような世界を創りたい。
ユートピア創りの戦いは、まだ始まったばかりである。
しかし、この戦いに終わりはない。
果てしない未来へ、はるかなる無限遠点を目指して、
私たちの戦いは続いていくだろう。
幸福実現党は4月30日に、立党から17周年を迎えました。大川隆法・党総裁が創立されたこの党を、愛してくださっている党員の皆様、そしてエールを送り続けてくださっているすべての皆様に、心の底より感謝申し上げます。
立党記念の節目に当たり今回は、『幸福実現党の目指すもの』をご紹介したいと思います。2009年の立党から2カ月後、大川総裁がその志を示すために書き下ろされた文章です(上)。
「この文章のなかに、私が政党を立てた気持ちを込めてあります。短い文章ですが、これが私の本心そのものです」(*1)とも語られており、講演会でこれまで二度も朗読をされた、まさに万感が込められた言葉です(*2)。党としても、集会など折々に唱和し、原点の情熱を確認しています。
その内容は、『幸福実現党宣言』『新・日本国憲法試案』と共に、党の天命に大川総裁が息吹を吹き込まれた、永遠の指針となっています。
(*1)『政治と宗教の大統合』
(*2)『宗教立国の精神』『政治と宗教の大統合』所収。
日本の政治に精神的主柱を
「この国の政治に一本、精神的主柱を立てたい。これが私のかねてからの願いである」という言葉から、同文は始まります。「かねて」とあるように、1989年に初版が出た『仏陀再誕』第四章「政治と経済」にこう書かれています。
「今、私が法を説いているこの日本という国は、世界をリードする時代に入ってきた。しかし、世界をリードする国が、その拠りどころとすべき精神的支柱を持っていない。(中略)今、この日本の国には、帰依すべき法がない。国家が帰依すべき法がない、教えがない。嘆くべきことである」
大川総裁が一貫して訴えてこられた「精神の柱」とは、聖徳太子が「篤く三宝を敬え」と仏教を基軸としたように、あるいは行基菩薩の導きのもと、「(国家を)鎮護し、国家に神仏にとどまっていただくことを願う」(*3)ために奈良の大仏を建立したように、宗教と政治の両輪があって初めて、理想的な国造りはできる、ということです。
この「精神的主柱がなければ、国家は漂流し、無告の民は、不幸のどん底へと突き落とされる」ことになります。
大川総裁は日本の政治風土についてこう指摘しています。
「日本のこのファジーで曖昧な、『もうとにかく責任さえ生じなければいい』『その場が過ぎればいい』という感じは、政治の場合、いろんな役所や行政の場、それから村の会合の場まで、いろんなところで存在するのです。『無責任体制』『空気の支配』──これは、妖怪の発生源と国民性とを、両方つなぐようなものではないかと思います。はっきりとしたリーダーが出ない。なぜなら判断ができないから」(*4)
その背景には、本来日本には古文献『ホツマツタヱ』に記された天御祖神という造物主の教えがあったにもかかわらず、特に記紀以降の日本神道でその痕跡が失われた──という背景があります。先祖崇拝や自然崇拝はあっても教えがなく、善悪の基準がない風土は、戦後の唯物論や政教分離を謳う憲法の影響も相まって、さまざまな不条理につながっています。御利益信仰がバラマキを生み、無責任体質であらゆるツケが将来世代に押し付けられる。これが、日本の繁栄に影を落としています。
ここに、真の造物主信仰に基づいた"精神棒"を通すことが、幸福実現党の志なのです。
(*3)『天御祖神文明の真実』
(*4)『「妖怪にならないための言葉」余話』(幸福の科学刊)
※文中や注の特に断りのない『 』は、いずれも大川隆法著、幸福の科学出版刊。

![釈量子の宗教立国を目指して [第3回] ─ 創立者の"本心"が込められた『幸福実現党の目指すもの』(前編) 釈量子の宗教立国を目指して [第3回] ─ 創立者の"本心"が込められた『幸福実現党の目指すもの』(前編)](https://media.the-liberty.com/images/20260424/188a96e4-42cc-4b03-afb.2e16d0ba.fill-660x370.format-jpeg.jpg)






















