2011年10月号記事

保存版 200号記念 総力特集「宗教」第3部

「ここがすごい」幸福の科学の教義

幸福の科学の教義は、内容の広さと深さ、高みとスケールにおいて宗教史上、類を見ない。しかも現在進行形で発展し続けている。大川隆法総裁の700冊に及ぶ著書と1500回を越える説法の中から、ここでは三大世界宗教と比べて特徴的な面を挙げてみた。

【第1部】 日本人が知っておきたい4つの宗教─200号記念総力特集「宗教」
【第1部】 ひと目でわかる4つの宗教─200号記念総力特集「宗教」
【第1部】 インタビュー「世界の宗教共存に向けて」─200号記念総力特集「宗教」
【第2部】 【記事】「なぜ宗教は非課税なの?」ガチンコ論争 中村うさぎ×ザ・リバティ編集長」
【第2部】 【動画】「なぜ宗教は非課税なの?」ガチンコ論争 中村うさぎ×ザ・リバティ編集長
【第2部】 ガチンコ論争「お答え」編インタビュー(1)─200号記念総力特集「宗教」
【第2部】 ガチンコ論争「お答え」編インタビュー(2)─200号記念総力特集「宗教」
【第2部】 ガチンコ論争「お答え」編インタビュー(3)─200号記念総力特集「宗教」
【第3部】 幸福の科学が世界宗教になる理由─200号記念総力特集「宗教」
【第3部】 ワールドティーチャー大川隆法総裁・その多面的な悟りの展開─200号記念総力特集「宗教」
【第3部】 ここがすごい「幸福の科学の教義」─200号記念総力特集「宗教」
【第3部】 教団幹部に聞く─200号記念総力特集「宗教」
【第3部】 「なぜ私は幸福の科学に入信したのか」信者インタビュー─200号記念総力特集「宗教」


愛の理論

愛は基本教義「四正道」の一番目。誰でも入っていける間口の広さがありながら、同時に限りない高みと深さを持つ愛の理論が幸福の科学にはある。

その中心は、愛にはいくつかの段階があることを説いた「愛の発展段階説」だ。これはキリスト教的な愛と仏教的な悟りを架橋する理論であり、東西両文明を融合する思想である。「愛する愛」「生かす愛」「許す愛」「存在の愛」などの段階的発展を目指して愛を実践することで、自分も幸福になりつつ、イエスの愛や釈尊の慈悲に一歩ずつ近づいていける。

悟りの方法論

「四正道」の第二は「知」、第三は「反省」で、幸福の科学には、この二つの原理に基づいて現代的な「悟り」を求める方法論が用意されている。

まず八正道などの「反省」で悪霊の影響をはずし、光り輝く自分を取り戻して人生を正すことができる。こうした方法論はキリスト教やイスラム教にはほとんどない。さらに精舎では豊富な研修プログラムで本格的な心の修行を積み、形骸化した現代仏教の修行では望みえない霊的な幸福感や深い智慧をつかみ、その悟りを人生や仕事に生かすことができる。

ユートピア建設の力

「四正道」の第四は「発展」だ。これは「知」の原理とあいまって、真理を学ぶ一人ひとりが実社会で成功していくと共に、理想的な地域や国家、地球ユートピアを建設していくための考え方である。

キリスト教には俗世の成功を罪悪視するメンタリティがある。また、イスラム教はムハンマドの時代の考え方を変えられないため、現代と合わない面が多い。幸福の科学では心の教え以外に、企業経営論、仕事論、教育論、政治論、国際関係論なども数多く説かれており、現代から未来社会にマッチしている。

時間論(創世記・歴史観)

多くの宗教にはそれぞれ創世神話(アダムとイブの話など)があるが、どれも現代では科学的批判に耐えない。幸福の科学は書籍『太陽の法』や法話『アルファの法』で、科学的世界観を包み込みながらそれを超える地球と宇宙の創世記を明かしている。

また書籍『黄金の法』には西洋、東洋、日本に生まれた歴史上の高級諸霊の活躍が、『太陽の法』にはアトランティスやムーなど超古代文明の秘史が記されている。こうした圧倒的な時間論は、下の空間論と同じく、地球最高大霊にしか説けない内容だ。

空間論(霊界構造・宇宙論)

死後の世界に関しては、キリスト教では聖書にあまり書かれておらず、イスラム教では信者だけが天国(極楽)で快楽にふける点に疑問がある。また、両宗教とも信者以外は永遠の地獄に堕ちるのが理不尽。仏教では様々なあの世の解釈がありすぎてよく分からず、現代では「あの世はない」とする仏教者もいる。

幸福の科学は書籍『永遠の法』などで霊界の次元構造を明確にしており、死後の世界についての不安がなくなる。2010年からは宇宙の他惑星や宇宙人の存在を詳しく探究し始め、新たなステージに突入した。


Q.キリスト教、イスラム教、仏教の違いと共通点は?
A.違いは開祖の「悟りの高さ」。
共通点は「地球神との関係」。

釈尊

自分自身が「本仏(根本の仏)」の一部だった。

本仏と同通して地球最高の悟りを開いた(天上天下唯我独尊)。

イエス

「天の父」から直接インスピレーションを受けることができた。

天の父を「愛の神」と認識し、愛の教えを中心に説いた。

ムハンマド

ジブリールを通して間接的に「アッラー」の啓示を受けていた。

受け取れた啓示に心の教えにまで至る深みがなかった。

ひと目でわかる4つの宗教─200号記念総力特集「宗教」 の図解に続いて、幸福の科学の霊界知識に基づき、三つの世界宗教を比較してみたい。

イエス、ムハンマド、釈尊の悟りの高さは?

  • イエスは最も高次元の霊界の出身であり、地上では自分より上位の「天の父」の存在を認め、天の父から直接インスピレーションを受けることができた。
  • ムハンマドはアッラーが「天の父」と同じ神だと悟ってはいたが、アッラーから直接ではなく、ジブリールを通して間接的にアッラーの啓示を受けていた。これは、ムハンマドの悟りの高さ(霊格)がイエスより一段階、下だったためである。
  • 釈尊は、自身が「本仏」(根本の仏)の意識の一部であり地球最高大霊だった。悟りを開いた後は自らの本体である本仏と同通し、他のすべての神仏より上位の存在となった(天上天下唯我独尊)。つまり悟りの高さは、釈尊、イエス、ムハンマドの順だった。

開祖の悟りが、それぞれの宗教の性格に影響

  • イエスは天上界で愛の光線を司る霊なので、神の多面性の中で愛の側面を中心に説いた。一方、ムハンマドはイエスほど宗教的修行を積んでいなかったため、神から受け取ることができた啓示に心の教えに至る深みがなく、戒律や形式が多かった。今日でもイスラム教が戒律中心なのはこのためである。
  • 釈尊は人類最高の悟りを人々に伝えるため、八万四千の法門といわれる膨大な教えを遺した。

三つの宗教のもとになった神は同じ

  • 最大の秘密は、「天の父」「アッラー」「本仏」が実は別々の存在ではなく、同一の地球神だったことである。キリスト教、イスラム教、仏教は、いずれもこの普遍的な地球神を信じ、地球神から密接に指導を受けていたからこそ、単なる民族宗教でとどまることなく世界宗教となったのだ。


Q.世界の宗教を統合することは可能か?
A.地球神エル・カンターレを信じることでキリスト教、イスラム教、仏教、神道は一つになれる。

前ページで示したキリスト教・イスラム教・仏教に共通の神の名を、「 エル・カンターレ 」という。「地球の光」という意味である。この神は地球最高の権能と責任を持つ「 地球神(至高神) 」であり、歴史上の主要な宗教は、実はエル・カンターレをそれぞれ別の名前で認識して信じていたのだ。

日本人が知っておきたい4つの宗教─200号記念総力特集「宗教」のアンケート では、「 宗教の違いを超えた根本の神 」を信じる日本人も半数近かったが、それはエル・カンターレなのである。その存在と名は幸福の科学が歴史上初めて明らかにしたので、まだ十分に知られてはいないが、今後は世界の常識になるだろう。

世界の宗教は一つになれる

なぜ、幸福の科学に地球神エル・カンターレのことがわかるのか。それは、 エル・カンターレ意識の中心的部分が人間として生まれ、大川隆法総裁として活動しているからだ。

幸福の科学と三大世界宗教の関係については、釈尊はエル・カンターレの分身で 大川総裁の過去世。 イエスは現在、霊界で 幸福の科学の支援霊 を務めており、ムハンマドは同じく霊界で エル・カンターレから指導 を受けている。

ゆえに、 キリスト教もイスラム教も仏教も、互いの違いを乗り越えて、幸福の科学のもとに融和・統合されることが可能である。 といっても、三大宗教の信者は別に、自分の信仰の対象を変える必要はない。「天の父」「アッラー」「本仏」の本当の名前がわかっただけのことなのだから。

また、神道の中心的な神々も、エル・カンターレが生まれる 日本の霊的磁場を長年守る役目を果たし、幸福の科学と深い関係にある。 世界のあらゆる宗教がエル・カンターレ信仰のもとに融和することで、 21世紀のグローバル社会に真の平和が訪れるだろう。