増税論議がエスカレートしている。

20日付日経新聞によると、今度は政府内で、消費税率を2段階で引き上げる構想が浮上しているという。第一段階は、震災の復興財源として2~3%引き上げ、その後、元の5%に戻さずに、社会保障の安定財源とするためにさらに引き上げて10%超に持っていくという構想だ。

震災のどさくさで一気に増税路線を軌道に乗せようという火事場泥棒のような手口だ。

菅首相のブレーンで、先の参院選では「増税しても使い道さえ間違わなければ経済は成長できる」という“珍説”を唱えた経済学者の小野善康氏も「みんなで(負担を)分かち合うことになる」という理由で消費税の増税を支持している。

とんでもない話だ。この時期に消費税の増税などを行えば、みんなで分かち合うことになるのは、「貧しさ」だというのに。(村)

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