ニュージーランド大地震が大きな被害となっているが、その影で、あまり日本では伝えられない天変地異が起きている。ナショナルジオグラフィックニュース(3日発信)が報じている、南米ボリビアの地盤崩壊のニュースだ。

2月27日、ボリビアの首都ラ・パスで、数週間続いた集中豪雨で土壌の水分の飽和状態になり、地盤が崩壊、AP通信によると、住民は避難しているという。道路は陥没、がけ崩れもすさまじく、一気に町がなくなったような景観を呈している。

これとよく似た状況が、これもまた日本では話題にならなかったが、ボリビアより北にあるコロンビアのグラマロテで起きている。

グロマロテで昨年12月以来、大規模な地割れと地滑り、これに大雨が加わり、町がやはり崩壊。7000人の住民は避難しているが、町自体は7日間で地図から消えてしまったのだ。南米プレートが動いたためかどうか、原因は不明。

南米で相次ぐ地殻変動が、その原因を豪雨やプレートにしたとしても、2012年問題を目前とする今、不穏な天変地異の走りと受け取る人もいるかもしれない。

すでに本誌3月号で紹介した、フォトンベルトに匹敵するといわれる、銀河系の中心から放出されているガンマ線巨大泡がトリガーとなって、今、地球にこうした天変地異を引き起こしていると考えるのは早計だろうか( http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=1129 )。日本においても新燃岳は依然、要注意の状態。なんの被害もなく住む人々にとっても、対岸の火事とすることなく、打てる対策と心構えは用意したいものだ。(ア)

【3月3日分ニュースクリップ一覧】
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