大川隆法・幸福の科学グループ創始者兼総裁は21、22日にフィリピン、香港を訪れ、英語で講演を行った。

21日はフィリピンの首都マニラで、「Love and Spiritual Power(愛と霊界の秘術)」と題し、約6000人の聴衆を前に講演。

フィリピンの80%から90%の国民がカトリック教会に属していることについて触れ、「私は、日本人に信仰が第一であり、経済は二の次だと言いたいと思います。あなたがたフィリピン人は、その事実をすでに知っています。あなたがたは正しいのです」と語った。

翌22日は、イギリスから中国に返還されて14年が経った香港・九龍(クーロン)で、「The Fact and the Truth(事実と真実)」と題し、約1300人を前に出版記念スピーチ。

「香港の繁栄は、中国の未来の繁栄にとって、とても大事だということです。(中略)あなたがたは現在、とても貴重なものを持っています。その価値とは、『自由』です。(中略)人間とは、自由な考えを許されているからこそ、幸福なのだということを言っておきたいと思います」と述べた。

大川総裁のスピーチには、両国の地元メディアも注目。フィリピンでは、ラジオ3局が生放送、新聞・テレビ9社が講演の様子を報じた。また香港では、前日の夜(21日)に大川総裁が製作総指揮した映画「The Laws of Eternity(邦題・永遠の法、2006年9月に日本公開)がテレビ放映された。

だが、香港在住の女性の話によると、香港と隣接する中国の深圳(シンセン)でも同映画が放映されていたが、開始30分過ぎぐらいで突然CMが始まり、以後同じCMが繰り返し流れ続け、まったく映画が観られなくなったという。

この映画は、霊界構造の真実を伝える映画のため、中国当局が放送を止めさせ、「言論統制」した疑いが強い。今後、中国の「統制」が香港に広がるのではなく、香港の「自由」が中国全土に広がることを祈りたい。(格)

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