震災をめぐる一連の対応について、西岡武夫参院議長が18日付の産経新聞のインタビューで、「菅政権はもうここら辺が限度」と退陣を促した。以下は、記事の要約。

  • 福島第一原発で、メルトダウン(全炉心融解)が起きていたことなどが明らかになってきたが、国民に本当のことを教えていない。菅首相の政治手法は、すべてが先延ばし、先送り。これだけの国難の中で一国の最高責任者として、国民に語るべきことを語っていないのは、首相としての資質に欠ける。
  • 震災から2カ月が経過したが大きなビジョンが示されていない。復興構想会議に任せるのでなく、ビジョンは首相が決めなければいけない。国会を延長しないというのは、野党が言うように明らかな延命策。菅政権はもうここら辺が限度ではないか。
  • このまま行けば菅さんと一緒に日本の国がおかしくなる。とにかく、菅さんはだめ。だいたい「最小不幸社会」なんてスローガンはない。不幸を前提にしている。「戦後最大の国難に菅さんが首相でいることが最大の不幸だ」と言われているが、その通り。とにかく、みんなで一斉に「辞めろ」と言わなきゃだめ。

議会の正副議長は院内会派を離脱して無所属となる慣例があるが、与党出身の議長がここまで口を極めて内閣総辞職を訴えるのは異例だ。

民主党内は執行部と小沢グループを中心とした反執行部に割れており、民主と自民の連立の可能性もくすぶり続けている。ポスト菅に参院議長ながら西岡氏の名前も取り沙汰されている。発言は極めて正論。次期首相を選ぶ政局のキーマンとなりそうだ。(格)

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