28日付産経新聞によると、中国・四川省成都の中高一貫校、塩道街中学が、「男女の生徒が50cmより近づいたら厳罰に処す」という、時代錯誤的な校則を取り入れて、話題になっている。

中国の学校では、教師が口を酸っぱくして男女交際を戒めるのが普通だというが、距離規定まで定めたのは初めて。50cmより近づいたら、職員会に諮って罰則を与えるという。男女の生徒が接近していい距離は、80cm~1mまで。

日本でも戦前は、「男女七歳にして席を同じゅうせず」と学校でも同席をさせない習慣はあったが、距離規定までは定めていないのでは。記事では「抑圧された中国の若者の不満はいかばかりか」と締めくくっている。

校則だから些細なことと思えそうだが、民主化を求める若者たちの「中国ジャスミン革命」の火に油を注ぐことになるのではなかろうか。(ア)

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