サッチャーの自由主義の根底には「神の心」があった

2013.04.10

「世界は自由と解放の闘士を、米国は本当の友人を失った」。 オバマ大統領は8日、亡くなった元英首相マーガレット・サッチャー氏を追悼する声明でそう述べた。国内の労働組合と戦いイギリス経済を立ち直らせ、ソ連と対決して冷戦終結に重要な役割を果たしたと言われるサッチャーは、まさに「自由と解放の闘士」と言えよう。

サッチャーの首相就任当時、イギリスの経済成長率は近隣諸国の半分と低迷していた。公務員の賃上げストライが頻発し、基幹産業の国営化と手厚い社会保障政策により政府の支出が増加し、所得税の最高税率は83%まで上昇。高い所得税は勤労意欲を奪い、国営企業の非効率な経営が経済を停滞させ、「イギリス病」と呼ばれていた。

その立て直しのため、サッチャーは自由主義に基づく改革を行った。「小さな政府」を目指し、民間でやれる事業は民営化、所得税の最高税率も40%まで引き下げた。さらに86年の金融ビックバンにより金融規制を大幅に緩和し、金融立国に成功。その自由主義改革はイギリスにとどまらず、周辺の西欧諸国が社会保障の肥大化を見直すきっかけをつくり、第二次世界大戦後から続いた「大きな政府」への流れを逆流させるきっかけとなった。

現在のキャメロン英首相が名家出身であるのと対照的に、雑貨屋に生まれ、家業を手伝いながらオックスフォード大学に進学、イギリス初の女性首相に登りつめたサッチャー。だからこそ政策面でも自助努力と自由の大切さを貫けたわけだが、彼女の魂は七次元と呼ばれる高級霊界の出身であることが、幸福の科学の霊査で分かっている。

七次元以上の高級霊は多くの場合、困難な境遇を選んで生まれ、そこから自助努力を旨として道を開き、人々に勇気を与えると共に大きな仕事を成し遂げる。リンカーン、ヘレン・ケラー、松下幸之助ほか多くの偉人がそうだ。サッチャーはかつて日本の雑誌への寄稿で、こう述べている。

「結果の平等を求めるのであれば、機会の平等は否定しなくてはなりません。それは努力して成果を出した人も、そうでなかった人も同じ結果に扱われるわけですから、能力、あるいは功績、実績の否定といえます」(「VOICE」1997年10月号)

また、七次元以上の出身者は基本的に、神仏、あるいは人知を超えた偉大な叡智の存在を信じている。同じ雑誌でサッチャーはこう述べている。「私はキリスト教徒ですから、『個』を重んじるべきであると信じています。政府の役割は、一人ひとりの国民を助け、才能を伸ばし、家族のようになることです」

神が与えた一人ひとりの善なる可能性を信じ、各人が努力によって個性を伸ばすために自由とチャンスの平等を重んじ、それによって社会全体を引き上げる。それこそ、サッチャーが自らの人生と政治を通して世界に示した、人間社会の基本形ではないか。

(伊藤希望)

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