またもや石原慎太郎都知事と蓮舫節電啓発担当相の間に熱い火花が散った。

15日午前中の会見で蓮舫氏が述べたことに対し、午後の定例会見で石原都知事が批判した。

都議会の民主党が、自動販売機の日中の電力使用の停止を求める条例案を進めていることについて、蓮舫氏が「経済活動に影響が出る」と述べた。それに対し、石原都知事が「工場を止めるより自販機を止めたほうが、よっぽど国民の役に立つ」と反論。さらに蓮舫氏の「権力が要請することについて国民はどう考えるか」「基本的に東京都が考えること」という発言に対し、石原都知事が「国が口を出さずに、誰が出すのか。政令を出せばいい」と切り返した。

さらには、事業仕分けでは散々事業担当者たちに斬り込んだ蓮舫氏に対して、石原氏は「『てにをは』の分からない大臣」「トンチンカン」などとこき下ろしたことにスカッとした人も多いはずだ。しかしながら、「東京都が考えること」とは、節電啓発担当相ともあろうものが責任の押しつけとは、それこそ国民がどう考えるか。(吉)

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