10日、アフリカ連合(AU)の代表団がリビア・トリポリを訪れ、反体制派との武力衝突の停戦へ向けて、カダフィ大佐と協議を行った。

詳細についてはまだ明らかにされていないが、即時停戦やカダフィ大佐の退陣についても議論されたという。南アフリカのズマ大統領は「カダフィ大佐はAUが提示したロードマップを受け入れた」と述べている。

また、ズマ大統領は北大西洋条約機構(NATO)に対し、停戦を可能にするため、カダフィ派への空爆を即時停止するよう求めた。

だが、これまでもカダフィ大佐は停戦を表明しつつも戦闘を続けてきている。反体制派もカダフィ氏一族が退陣するまで停戦を飲むつもりはなく、NATOも引くことは難しいだろう。今回の協議の効果も期待できないのではないか。(吉)

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