菅直人首相の資金管理団体「草志会」が韓国籍の男性から献金を受けていた問題で、先月14日付けで献金計104万円を返却していたことが、8日分かった。首相の代理人は、返却理由を「(男性が)韓国籍であることを公的な書面によって確認した」としている。

政治資金収支報告書によると、「草志会」は在日韓国人系金融機関の元理事の男性から2006年に100万円、2009年に4万円の献金を受けていた。菅首相は、東日本大震災が発生した3月11日の衆院決算委員会で、「日本国籍と思い、外国籍とはまったく承知していなかった」と述べ、献金受領を認めた。

そのわずか5日前の6日には、前原誠司前外相が4年間で20万円の献金を在日韓国人女性から受けていた責任を取って辞任したが、東日本大震災の津波は菅首相の罪をも流してしまったのか。(吉)

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