石原都知事が蓮舫行政刷新担当相に「スーパー堤防、いりますよ」と一撃を喰らわせた。

14日に節電の要請のために訪れた蓮舫氏に、事業仕分けでスーパー堤防を廃止としたことを石原都知事が批判したところ、蓮舫氏は「スーパー堤防はあまりにも無計画だった」と反論。議論は平行線になり、15分の会談予定が5分で打ち切りになったと言う。15日付の産経新聞などが報じている。

それにしても、これだけ甚大な被害を出している最中に、スーパー堤防の廃止を見直そうという石原都知事の提案を一蹴する神経には恐れ入るばかりだ。これでは再び津波が襲った時に、同じ悲劇を繰り返すことになる。必要な公共事業を削ると、いかに甚大な被害を及ぼすか。数万人の被害者を出しても、その教訓を読み取れないのであれば、この政権が続く限り、これから発生する天災は、すべて人災に変わる可能性がある。(村)

※現在、デイリーニュースクリップは無料でお読み頂けます。近日中に有料購読に移行予定です。

【3月15日分ニュースクリップ一覧】
待機させられた台湾 国民の命よりもやっぱり中国が大事?
地震の被害は、GDPを1%押し下げ?
菅政権、混乱の中の「政治ショー」
イラン:バーレーンのデモの背景で影響力を振るう?
リビアに道徳的規範を