東北地方太平洋沖地震の救助支援のため、各国から救援隊が続々と到着する中、14日、台湾の救援隊がようやく羽田空港に到着した。

14日付け朝日新聞によると、台湾は11日の地震発生直後に隊員派遣の用意を表明しながらも日本政府に待機させられていたという。日本は中国との国交を正常化するため、1972年に台湾と断交した。これは台湾を独立国家として認めず、中国の一部とする中国に立場に配慮してのことだった。

今回の受け入れの待機要請も中国に配慮してのこととみられている。だが、自国民が生きるか死ぬかの狭間にいるときに、外国の反応を気にして救援の受け入れをためらっている場合ではない。原発の対応についても後手に回っている菅政権だが、生死を分ける72時間の壁はすでに超えてしまった。(吉)

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