米ウォールストリート・ジャーナル紙(電子版)は6日、7日と続けて前原外相の辞任を報じている。6日付の記事には、こんな文章も載っている(抜粋要約)。

「長年日本に住んでいる人から比較的小額の献金を受けていたとの理由で、一国の外務大臣が辞任しなければならないという事実そのものが、日本の今日の政治状況の混沌と難しさ(chaos and fractiousness)を表している。また、人口減少問題などで将来の不安を抱える日本が、今回問題になったような在日韓国人を『外国人』扱いし続けていることも、一層大きな問題だろう」

前原氏にルール違反があったことは事実だが、移民大国アメリカからは、人口減少に悩む日本で移民政策や帰化政策が進んでいないこと自体が奇異に見えるようだ。今回の献金問題を機に、日本の移民政策や帰化政策について議論を深める必要もあるかもしれない。(司)

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