2010年に日本企業がアジア企業に対して実施したM&Aが、前年比83%増の274件と過去最高になった。金額ベースでは3%増の約8900億円だった。23日付日経新聞によると、今年に入ってからも32件のM&Aが実施されているという。

各メディアの報道では、中国企業による日本企業の買収が取り沙汰されることが多い。実際、アジア企業による日本企業のM&Aも2010年に過去最高となった。しかし、件数を見ると73件で、金額は1179億円。件数、金額とも、日本企業の方が数倍多いことになる。

単純な勝ち負けで論じる問題ではないが、データで見る限り、円高を背景にジャパンマネーの方がアジアを席巻していることになる。GDPで中国に抜かれて、中国経済脅威論が花盛りだが、日本経済の実力は決して低くないことを知る必要があるだろう。(村)

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