非合法化されているが、事実上エジプト最大の野党であるムスリム同胞団。そのバイユーミ副団長のインタビューを16日付産経新聞が載せている。

そのなかで、宗教と政治の関係のあり方について考えさせられるのが、大統領の信仰についての彼らの考え方だ。07年にリークされた彼らの政策綱領案には、「キリスト教徒や女性はエジプト大統領に就任できない」などとあり、宗教や男女間の平等を認めた公正な社会を否定する「イスラム国家化」をめざすものだとして問題視されたという。

バイユーミ副団長はインタビューでも、「キリスト教徒は首相や国会議長にはなれるが、国家指導者には、国民の礼拝を先導するなどイスラム教徒にしか果たせない責務がある」と述べ、イスラム教徒以外は大統領になれないとする方針に変りはないとしている。

幸福の科学が明かしている神々の真実によれば、キリスト教徒が信じている「父なる神」とイスラム教徒が信じている「アッラー」は、同一の地球神を指している。したがって、キリスト教徒がイスラム教の礼拝を先導しても信仰上の問題はない。時代を経た宗教同士の対立は、新たに説かれた真理に目を開くことで解決の道が見い出せるはずだ。(司)

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