なぜ人はついて来るのか ──永遠不滅のリーダー哲学 ─ Part 2 嫉妬の銃弾を浴びた天才の教訓 田中角栄と江副浩正

2026.03.29

写真:「田中角栄」(首相官邸ホームページ)、Fujifotos/アフロ

2026年5月号記事

なぜ人はついて来るのか

永遠不滅のリーダー哲学

チームや部下のやる気に火を灯し、人がついて来る「心の法則」に迫った。


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なぜ人はついて来るのか ──永遠不滅のリーダー哲学 ─ Part 2 嫉妬の銃弾を浴びた天才の教訓 田中角栄と江副浩正


嫉妬の銃弾を浴びた天才の教訓

田中角栄と江副浩正

大川総裁は、「頭角を現していくにつれ、しだいに目立ってくるので、当然、他の人から嫉妬を受けるようになります。そのため、ライバルや敵の出現は避けられません」と説く(*1)。

成功が長続きするかどうかは、"嫉妬の銃弾"をかいくぐれるかどうかにかかってくる。

(*1)『未来の法


褒められたことが攻撃の材料になる

田中角栄は54歳の若さで、戦後初めて「高等小学校卒」の学歴で首相に就任。マスコミは「庶民宰相」「今太閤」ともてはやした。田中が党内で資金を配り、派閥を拡大してきたことは周知の事実だった。

しかし、物価高で支持率が急降下すると、マスコミは選挙で莫大な金を撒く「金権政治」批判を始め、2年で退陣に追い込む。田中はロッキード事件(*2)で逮捕され、裁判中に倒れて亡くなった。

大川総裁は『人材の条件』で、「高等小学校卒で、土建屋をしながら成り上がってきた、そのほめられたことと同じ事実が、次は、総理大臣としての品性が足りない、品格が足りないということで、『日本としての恥だ』みたいなかたちで叩き落とされ」たと指摘する。

田中の金脈に関する疑惑を追及し、退陣の引き金を引いた東大卒のジャーナリスト・立花隆は、田中の話し方や表情などに「『下品さ』が付きまとって離れない」、それは「田中自身が下品なことをやっていたから」と批判していた。

こうした見方は裁判にも影響を与えた。ロッキード事件当時、東大の学生だった大川総裁は、裁判官たちと食事をした際、「角栄の野郎を絶対に捕まえてぶち込んでやる」と話していたのを聞いており、裁判官の側に「高等小学校ぐらいの学歴で総理大臣になったのでよっぽど汚いことをして儲けたに違いない」という予断があったとする(*3)。

首相争いのライバルで、東大卒の福田赳夫は霊言で、田中が金を撒いて派閥を拡大し、首相になったのは"成金型経営"であり、「社長になるにはいいかもしらんが、一国の宰相になるには、どうかなあ」と語った(*4)。

田中が政治家として有能であったのは間違いないが、「最高権力者」としてはその手法に非難される余地が客観的にはあり、ライバルや敵が攻め入る隙になったと言える。

(*2)米航空機大手のロッキード社が飛行機を売り込むにあたり、各国の政府高官に賄賂を渡した事件。田中は5億円を受け取ったとされた。
(*3)『リクルート事件と失われた日本経済20年の謎 江副浩正元会長の霊言
(*4)『自民党諸君に告ぐ 福田赳夫の霊言

※文中や注の特に断りのない『 』は、いずれも大川隆法著、幸福の科学出版刊。

 

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