在日米軍の活動はもっと報道されるべき

2011.04.03

自衛隊は1日、在日米軍や海上保安庁などと協力し、岩手・宮城・福島の各県沿岸部で行方不明者の集中捜索を開始。被災者の遺体を収容した。自衛隊約1万8千人、米軍約7千人の計2万5千人態勢で、3日までの3日間、行方不明者の発見に全力を挙げる。

震災から3週間たっていることを考えれば生存者の発見は難しく、実際は遺体の発見・収容が中心だろう。その困難でつらい任務に、自衛隊に加えてアメリカ人7千人が「トモダチ作戦」の一環としてあたってくれていることに、日本人として心から感謝と敬意を表したい。

この日米の捜索活動開始のニュースを各紙の1日付夕刊はどう伝えたか。扱いの大きい順に、読売は1面トップで米海軍の揚陸艦「エセックス」の写真入りで報道。日経は1面の中央で自衛隊ヘリの写真入りで報道。朝日は2面トップだが記事は短く写真なし。毎日は社会面で自衛隊のダイバーの写真入り。東京は一切報道なし。7千人もの人数による米軍の捜索活動を写真入りで報じたのは、読売一紙だけだった。

幸福の科学の大川隆法総裁は3月31日、都内で信者からの質問に対し、「トモダチ作戦で米艦隊がそうとう協力してくれているが、国内メディアは十分に報道していない。自衛隊の救助活動の報道も少ない。米軍の救出活動はCNNで初めて見た」との趣旨で答えた。日本のメディアは反米・左翼的な偏向報道を改め、米軍の活動をもっと報道すべきだろう。(司)

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