「歴史的」な本が、14日、発刊される。

17世紀のイタリアで地動説を唱え、当時絶大な権力を誇っていたキリスト教会から異端とされながらも自説を曲げなかったガリレオ・ガリレイ。そのガリレオ本人が霊言を送ってきたのだ。

ガリレオは、当時の「常識」だった天動説に対し、科学者の立場から地動説を主張した。それを迫害したのは宗教勢力だった。ガリレオは、中世までの宗教全盛期から、近代の科学革命への橋渡しをした。常識を打ち破り、新たな時代の扉を開いたのだ。

今の日本の「常識」から見れば、宗教によって迫害された科学者であるガリレオが、もし現代に現れたなら、やはり宗教の非科学的な部分に対して科学的に論破していくと考えるだろう。

それを体現したのがベストセラー作家、東野圭吾氏の「ガリレオシリーズ」であり、その原作をTVドラマ化した「ガリレオ」だろう。この4月から「シーズン2」が始まり、毎回視聴率20%を叩き出すほど人気のドラマだ。名探偵ガリレオこと湯川学が、毎回、超常現象や心霊現象を科学的に解明し、そのトリックを暴くというストーリーが受けている。

だが、実際に現れたガリレオ本人は、このドラマとは“正反対"の人物だった。この本でガリレオの霊はこう語っている。

「霊魂は、非合理的、非論理的、非科学的であるということは、証明されていない」

「今でいえば、私がやったことのほうが、逆に、“宗教"かもしれない」

科学とは「未知なるものの探究」であると、ガリレオ霊は説く。未知なるもの、科学的に解明されていないものは、今も山のようにある。

その最たるものが「死後の世界」つまり「霊界」だろう。科学がいくら進歩しても、人間の魂(心)が死後どうなるかという根本的な疑問は解けていない。それを解いているのは宗教しかない。だが、これからの科学は、宗教が説く霊界の探究なくして飛躍的に進むことはないだろう。

ガリレオの死後に地動説が「常識」となったように、今は非常識とされる霊界も、いずれ「常識」とされる日が来るだろう。その意味で、「ナゾ解き」はまだ始まったばかりなのだ。

ぜひ、「ガリレオシリーズ」の読者・視聴者の方々も、この一書から「霊界のナゾ解き」を始めてみてはいかがだろうか?

【書籍紹介】

幸福の科学出版HP 『公開霊言 ガリレオの変心』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=944

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