「中朝の脅威に核武装を検討すべき」と題して、幸福実現党の矢内筆勝党首が22日付フジサンケイビジネスアイで警鐘を鳴らしている。北朝鮮の核が日本を射程に収めているという現実に対して、まるで他人ごとのような日本人だが、もう目を覚ますべき時が来ている。

矢内党首は同紙で、北朝鮮の今回の核実験によって、北の核ミサイルが米本土に直接到達する可能性が高まり米国にとって脅威になっている事実を述べた後、「同時に核の小型化は、より射程の短いノドンミサイルにも核を搭載できることを意味します」「この脅威から日本を守る術は現実にはありません」と語っている。

そして、「米国と北朝鮮の問題と見ているのか、どこか他人ごとみたいに国民が受け止めているような気がしてなりません」と矢内氏は指摘し、日本のマスコミ報道も国民の反応も「他人ごと」のような雰囲気で危機感がないことに対して、警鐘を鳴らす。

確かに日本のマスコミは、「日本の危機」について、あいまいにしか報じていない。

では実際に、北朝鮮の「核の小型化」とは、どういう意味なのだろうか。

北朝鮮は昨年12月に「人工衛星」と称する大陸間弾道ミサイルを発射。この結果、アメリカ側も「米本土に届く可能性がある」と認めた。

そして今回の核実験では、「核の小型化に成功」したと伝えられている。

大陸間弾道ミサイル・テポドン2改良型(射程1万km)に核弾頭を積むには、500kg以下の小型化が必要だが、昨年末のミサイル実験と今回の核実験がセットであると考えれば、「米本土に届く核ミサイルを持てるようになった」というのは、500kgまで小型化ができた可能性があるということだ。

大陸間弾道ミサイルが完成するには、いったん宇宙に出たミサイルが、大気圏に再突入できる技術の確保がまだ必要だと言われているので、実際に実用化するにはもう少し時間がかかるだろう。

ところが、核の小型化が実際に進んでいるとすれば、アメリカよりも日本にとって、重大な緊急事態だ。北朝鮮はすでに200基ほどのノドンミサイル(射程1300~1500km)を配備している。この射程の範囲には日本全土が入る。

このノドンに核弾頭を載せるには、約1トンまで小型化すればよい。つまり、500kgまでの小型化ができたとすれば、当然ながらノドンにも積めるということだ。

つまり、今回の核実験成功によって、日本は「すぐそこにある核」の脅威に晒されているのだ。しかるに日本では、福島第一原発事故の後遺症もあって原発がほとんど停止し、国内の核アレルギーがピークに達している一方、「外からの核」に対してはあまりにも危機感がない。

北朝鮮という国はどういう国か。日本人や韓国人を「軍事演習」と称して拉致誘拐し、いまだにその多くの人を還そうとしない一事を見るだけでも、このような"犯罪国家"が核を持つことの危険性は分かる。

矢内党首が言うように、これに対する日本の選択肢は「核武装」しかない。矢内氏はその方法として、(1)独自に核開発を進める、(2)非核三原則(核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず)を撤廃し、在日米軍の核兵器持ち込みを認める、(3)核シェアリングの3つを挙げている。

本気で日本人の生命と安全を考えれば、「核武装」論は暴論でも何でもなく、「正論」そのものである。この国の危機を真剣に考えるならば、選ぶべき政治家、政党はどこか、おのずと選択肢は見えてくるはずだ。(仁)

【関連記事】

2013年2月12日付本欄 北朝鮮が3回目の核実験 日米射程の核ミサイル完成へ

http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=5600

2013年2月15日付本欄 朝鮮半島は軍拡合戦に 安倍首相が傍観できる猶予はない

http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=5611

【参考ページ】

SankeiBiz(サンケイビズ)【誇りある日本へ】中朝の脅威に核武装を検討すべき

http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130222/mca1302220504006-n1.htm