2008年8月号記事

特集 北海道サミットは世界を救えるか!?

第1部

「地球温暖化三国志」

「地球温暖化対策と言えば、二酸化炭素(CO2)の排出削減しかない」という空気が世界を覆っている。ただ、これだけでは、やがて新興国や途上国の経済にも縛りをかけることになり、先進国のような豊かさを享受できなくなる可能性がある。世界中あまねく繁栄するために必要なのが、革新的な技術や新エネルギーだ。18世紀後半からの産業革命で主役となった石炭、19世紀後半以降 現代文明の原動力となった石油に替わって、これからの文明を支える新たなエネルギーが求められている。

(編集部 山下格史・笹直樹  構成/綾織次郎)