中国の脅威に警鐘を鳴らすドラマ仕立ての動画「中国が東京を占領する日 尖閣は序章に過ぎなかった」がYou Tubeにアップされ、話題になっている(文末の関連サイトを参照)。

動画のあらすじは以下の通りだ。

舞台は、東京都内のある企業のオフィス。昼休み、社員たちが昼食をとっていると、テレビのニュースが、日本と中国が尖閣の共同保有の検討に入ったことを伝える。このニュースを機に、社員の間で国防や歴史観について議論がたたかわされるが、そうこうしているうちに、テレビ画面には、東京湾に浮かぶ戦艦から都心に向けてミサイルが発射される様子が映し出される。

同時に、都心のビル街では不審な爆発が相次ぎ、社員たちはパニックに陥る。しばらくして、これらがすべて中国軍やそのスパイの手によって進められている「日本侵略」であることに気づくのだった――。

この動画を作成したのは、幸福実現党である。同党は12月の衆院選を控え、「憲法9条の改正」にとどまらず、「非核三原則の廃棄」「核武装」「集団的自衛権の行使を容認する」といった、明確に踏み込んだ国防政策を掲げている。その主張を「過激」と指摘する人も散見されるが、果たして過激なのはどの国か。

中国人活動家らが8月に、尖閣諸島に不法上陸したことは記憶に新しい。だが、その後も10月20日から11月30日までの間、毎日のように中国船が尖閣諸島の接続水域に現れ、日本の海上保安庁を牽制し続けている。

また中国は、国産空母「遼寧」を就航させ、習近平・新体制の発足後には、空母の甲板上で戦闘機が離発着する訓練映像をこれみよがしに世界に向けて配信。軍トップに就任した習氏は、軍人に対して「軍事闘争の準備がもっとも重要であるという立場を堅持せよ」などとはっぱをかけている。

世界には、日本国憲法の前文にあるような「平和を愛する諸国民」だけが住んでいるわけではない。健全な「愛国心」を持って、あらゆる事態に備え、国民を守ることが政治の仕事である。また、その抑止力こそが、中国に「悪を犯させない」力になることも忘れてはならない。(居)

【関連サイト】

[トクマも出演] 中国が東京を占領する日 尖閣は序章に過ぎなかった

http://www.youtube.com/watch?v=5ohPk9Oj1jY&feature=youtu.be

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