大川隆法・幸福の科学グループ創始者兼総裁による公開霊言『徹底霊査「橋下徹は宰相の器か」』(幸福実現党刊)が5月31日、発刊され話題となっている。その同日、橋下徹大阪市長は大飯原発再稼動を容認したことについて「負けた」発言をしている。

民主党にも自民党にも期待できない国民の注目を集めている橋下氏。マスコミの過熱ぶりを見ると、2009年の自民・民主の政権交代選挙の時のように、橋下首相もあり得るかもしれない。しかし、同氏の潜在意識である守護霊が語る「本音」を見ると、この人が「宰相の器」ではないことがよく分かる。

以下、さわりを紹介する。

(大飯原発再稼動について)「『反対してるほうが、今は支持率が上がるかなあ』と思ってね」「そのときそのときに、最高の支持率を取れる政策を出していくことが大事。変えるのは、やぶさかでないよ。別に私は大飯原発の横に住んでるわけでないから、どうでもいいんだよ」

(ハシズムとは)「要するに、官僚的発想には出てこないことをやる。全部、逆をやる」「今の総理の野田さんは、財務省の言うとおりやってるけど、これじゃ、操り人形じゃないか。政治主導なんて、まったくの嘘だよな。その意味では、官僚の言うことの反対をやると、人気が出るだろうなあ」

(大阪都構想はフェードアウトさせていく?)「うん、そうなのよ。予想外に人気が出てきたからさあ。ここまで人気が出るとは思わなかったところが、予想外だった」「もし国政に行くまでに時間があれば、大阪都を先にやって、その実績を踏み台にしていくことだって、ありえるしさあ」

守護霊の言葉からも分かるとおり、同氏は終始「どうしたら、より票が取れるか」ということにばかり関心を向けており、一貫する信念やビジョンは持っていないらしい。発言がころころと変わるのも、深い理由があってのことではなく、風を読んでいるだけなのだ。

国民の目への映りかたを察知することに長けているため、マスコミも視聴率が取れて使いやすいのだろう。

自らをヒトラーになぞらえる橋下氏の面白さに惑わされ、国政を牛耳って、定見もなくポピュリズムに走り、民主党政権の二の舞に陥らないように、マスコミも国民も、橋下氏の本音を見抜かなければならない。(居)

【関連書籍】

幸福の科学出版ホームページ『徹底霊査「橋下徹は宰相の器か」』 大川隆法著

http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=763

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2012年7月号記事 橋下徹の本音―ポピュリズムと地域主権の罠―

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