国連安全保障理事会が北朝鮮に対し、長距離弾道ミサイル発射を非難する議長声明を発表したのを受け、北朝鮮外務省は17日深夜、2月のウラン濃縮や核実験の一時停止といった米朝合意の破棄を宣言した。

北朝鮮側は「平和的な衛星打ち上げは米朝合意とは別問題であるのに対し、米国は食糧供給を停止した」とし、合意破棄の責任は米国側にあると主張している。また、長距離弾道ミサイルの開発を継続する意思を示している。

度重なる北朝鮮の「裏切り」に対して、米国側も態度を硬化。米国務省のトナー副報道官は、「北朝鮮がさらなるミサイル発射や核実験を実行すれば、国連安保理は行動に出る決意を明確にしている」と述べた。

北朝鮮が今後、ミサイルの打ち上げや核実験をする可能性について、各専門家も指摘している。

ローウィー国際政策研究所のロリー・メッドカーフ氏は「故金日成主席の生誕100年という重要な節目で技術的な失敗をしてしまったので、なんらかの形で埋め合わせをする必要がある」と述べている。また、別の専門家も「北朝鮮は2006年と2009年にミサイル発射実験後にそれぞれ核実験を行っているので、今回もまたミサイル発射後に核実験を行う可能性が高い」と指摘している。(CNN)

昨年末に収録された『北朝鮮―終わりの始まり―』(幸福の科学出版刊)の中で、大川隆法・幸福の科学グループ創始者兼総裁は、「(アメリカは)我慢を重ね、とうとう耐えられなくなると、アメリカ的なところが出てきて、ジャイアンのようになるのです。我慢していた部分が出てくるわけです」と米国の本質を述べ、「アメリカは、絶対に北朝鮮の核兵器を一掃させるでしょう」「アメリカのほうから仕掛けるのであれば、2012年でしょうね」と予言している。

北朝鮮は、米国からの食糧供給が止められたことによって北朝鮮国民の苦しみを促進している。その責任を米国に押し付け、それでもなお次の核実験を狙っている。

これ以上世界を振り回せば、煮え切らないオバマ大統領の米国も「ジャイアン」に変身するだろう。(佐)

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2012年3月号記事 2012年北朝鮮を崩壊させよ(1)

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2012年4月15日付本欄 北朝鮮 ミサイル打ち上げ費用は国民6年分の食糧に相当

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