2011年12月号記事

大川隆法のスーパー霊能力

「霊言」とは何か -3- 「霊言」への疑問に答える part2

松下幸之助、坂本龍馬、オバマ大統領の守護霊から悪霊、悪魔まで──。幸福の科学・大川隆法総裁の「霊言シリーズ」が毎週のように発刊され、「霊言ブーム」が起きている。だが、いったい「霊言」とは、どのようなものなのか。どのように収録され、その送られてくる“源”は何なのか。その答えに肉薄する。いざ、「霊言」の秘密の扉へ──。

本項は、その3 「霊言」への疑問に答える part2 (本誌P36~)

(編集部 小林仁先、赤井宏二、只木友祐)

「霊言」への疑問に答える  part2

「霊言の歴史や、霊能者がいつの時代も存在することは分かった。だが、まだ疑問がある」というあなたへ、具体的な質問に答える。

Q1.別の人の名前を使って、言いたいことを言っているのでは?

A.その霊でなければ言えないことを言っている。たとえば、坂本龍馬が、どのように暗殺されたかを克明に語っている(『龍馬降臨』参照)。それぞれの個性の違いを見れば、とても創作で300人以上もの霊言を語れるもので...

Q1.別の人の名前を使って、言いたいことを言っているのでは ?

A.その霊でなければ言えないことを言っている。たとえば、坂本龍馬が、どのように暗殺されたかを克明に語っている(『龍馬降臨』参照)。それぞれの個性の違いを見れば、とても創作で300人以上もの霊言を語れるものではないだろう。

特に、今生きている人の守護霊を呼び出して話を聞くと、本人そっくりの話し方、考え方をしていることが分かる。 その本人しか知らない情報や本音を語るところを見れば、「本物だ」と分かる。

また、「公開霊言」なので、多くの証人がいる。幸福の科学の関係者だけではなく、一般の人もいる前でも何度も公開霊言をしているから、衛星中継を含めると証人は数万人単位でいる。

Q2.ゴーストライターがいっぱいいて、書いているのでは?
そうでなければ、こんなスピードで本を出せるはずがない。

A.公開の場で霊言をしており、原稿も一切ない。証人が多数いるし、DVD映像にもなっているので、ごまかしはない。1回2~3時間の霊言を、録音から起こしてそのまま1冊の本になっている。年間52冊を発刊してギネス世界記録にも認定された。

このようなスピードで出せること自体が、「実際に霊が話しているから、このような多様なものをこのスピードで出すことが可能なのだ」という、霊界の証明になっている。

Q3.ふつうの霊媒師などと、どこが違うの?

A.巫女や霊媒師の場合、その人の意識はトランス状態(喪失状態)になって、「霊に乗っ取られる」形で言葉を語る。これは、本人の魂が肉体の外へ出て、代わりに降りてきた霊がすっぽりと入って話しているからだ。

しかし、大川総裁の場合は、意識ははっきりしたままで、同時通訳でもしているかのように霊の言葉を伝えることができる。霊言の内容に何か疑問がある場合には、自分自身で質問して、一人二役の形で質疑応答ができる。

これは、大川総裁の霊格と霊能力が非常に高く、霊のほうで総裁を支配することができず、逆に総裁のほうがコントロールできるという、力の差が歴然とあるからだ。

昔亡くなった人の霊であっても、現代に関心を持ち、情報収集している霊が多い。

Q4.なぜ昔の人の霊が、現代のことを知っているのか? また、生前のその人と違うことを言ってるから、別の人で?

A.亡くなった後、あの世に還ってから、この世に関心を持つ霊は存在する。 現代の様子を興味深く見て、情報収集している霊もいる。今地上に生まれている人の導き役をすることもあるため だ。

逆に、「死んだ時のままで思考が止まっている霊」もいる。第二次大戦中、連合艦隊司令長官だった山本五十六は、パプアニューギニアで墜落した時の状態のまま70年近くいて、公開霊言の時、「今、私はジャングルの中にいる」と言っていた。また、マルクスは死後120年以上、無意識状態のままだった。吉田茂元首相も、いまだに自分が大磯の旧邸で生きていると思っていた。

外国人の霊の場合、霊能者(霊媒)の言語中枢を通じて日本語を話すケース(上)と、間に「通訳の霊」が入るケース(下)がある。

Q5.なぜ外国人の霊が、日本語を話すのか。おかしいではないか。

A.ケネディやナイチンゲールなど、比較的最近亡くなった外国人の霊は、英語でそのまま話しているケースもある。インドの神であるヴィシュヌ神は古代インド語でそのまま語っていた。

また、最初は外国語を話しているが、だんだん大川総裁や霊媒(チャネラー)の言語中枢を通じて日本語を話せるようになるケースもある。さらに、「通訳」の霊が間に入って、日本語に同時通訳する形で霊言をするケースもある。

要は 肉体ではなく「霊」なので、「念い」を通じて言葉を変換できるわけである。

守護霊とは、この世に生きている人すべてに一人ずつ付き添っている霊。困ったときなどに助けてくる。

Q6.「守護霊」というが、まるで本人であるかのように語っているのは、 どういうことなのか? そもそも守護霊って何なのか?

A.守護霊というのは、この世に生きている人にいつも付き添うようにしている霊なので、 ほとんど本人と一体で、本人と同じような考え方、行動をしてい る。本人の潜在意識と言ってもよい。だから、本人そのもののような立場で語っていることが多い。

守護霊でありながら、自分が守護霊であると分からず、「本人」だと思い込んでいる場合もある(菅直人元首相、胡錦濤中国国家主席など)。つまり、本人とほとんど一体化している。

Q.霊は科学的に解明されているの?

A.心理学も「霊的世界の探究」だった!

霊言をはじめとして、霊界からの働きかけを前提とした様々な現象について、多くの知識人は一笑に付したがる。

しかし、れっきとした学問の世界においても、こうした不可思議な現象の存在を真剣に受け止め、まじめな分析の対象にしようとする人たちもいる。

心霊現象をまじめに研究したユング

カール・G・ユング

例えば、分析心理学の確立者であるカール・G・ユング。彼は多くの独創的な理論を編み出したが、それらは常に心霊現象の存在を意識し、それを説明できるように構成されている。

ユングの最大の特徴は、フロイト同様に「無意識」の存在を認めたのみならず、個人的な無意識のさらに奥底に、他の多くの人たちともつながっている「普遍的無意識」の存在を認めた点だ。表面意識の与り知らない広大な世界から様々な"存在"の働きかけがあるというのだ。

ただし彼の場合、霊界が本当に存在するかについては慎重に態度を保留したまま心理学的に説明するため、話が複雑になってはいる。

例えば、昔は「悪霊憑き」などと言われ、霊現象と考えられていた二重人格を説明して、無意識下に溜まっている抑圧された感情などが暴走して、もう一つの人格として表面化する現象だとした。

良い方の現象もある。例えば、普遍的無意識まで含めた本来の自分全体(セルフ)が「老賢者」などのイメージとして意識に表れて、その人の人生を善導するという事例を紹介している。

「老賢者」以外にも、ユングは普遍的無意識における心の働き方のパターンを集め、それらを「元型」と呼んでいる。

また、正確な予知夢など、因果律では理解できない現象を「シンクロニシティ(意味ある偶然の一致)」として研究しているが、これも無意識を含んだセルフが、その人にとって意味のある出来事を起こしていると理解していたようだ。

「無意識」とは霊の世界

しかし、これらを幸福の科学の仏法真理に照らしてみれば、もっと簡単に説明できる。

二重人格については、典型的な悪霊の憑依現象である。もう一つの人格が語り始めたとなれば、それはずばり「霊言」だ。「老賢者」は、神や仏、天使など、高級霊界の指導霊が現れたものと言える。それ以外の「元型」は、霊界から働きかける存在が多種多様であることを示している。

シンクロニシティも、善霊か悪霊かはその都度違うが、基本的に霊界からの接触であろう。

ユングも霊界と霊の存在を正面から語っていれば、このような複雑な理論構成をしなくても済んだのではないか。とは言え、不可思議な現象を無視せず、それを学問的に分析しようとしたのは、ユングの大きな功績だ。深層心理学の理論と数多い心霊現象の報告を付き合せて考察すれば、きっと実り多い知見が得られることだろう。

次々と新たな「霊言」がここから生まれる──。

Q.「霊言」は今後も続くの?

A.まだまだ進化する「霊言」 現在進行形で、どこまで行くのか?

大川隆法総裁による「霊言」は、実は幸福の科学の創立以前から始まっている。

総裁がまだ24歳だった1981年3月23日、自動書記で「イイシラセ」ということばが送られてきて以降、「霊界通信」が始まった。その後、イエス・キリスト、仏陀、モーセといった大霊たちが次々と「霊言」を語り、総裁の父・善川三朗名誉顧問が質問者となって対話し、それを書籍としてまとめたのが、初期の霊言集である。

『日蓮聖人の霊言』(1985年発刊)を皮切りに、『キリストの霊言』『空海の霊言』『坂本龍馬の霊言』など、次から次へと刊行され、「霊言ブーム」を巻き起こした(この時期の霊言は『大川隆法霊言全集』50巻・別巻5巻として会内頒布されている)。

その後、1994年に幸福の科学は「三宝帰依体制」を確立し、仏陀意識を中心に教義を固めたため、しばらく「霊言集」としての発刊はない期間が続いた。

第二次霊言ブーム

そして、2009年。民主党政権が誕生し日本が国難に見舞われるとの観測から「幸福実現党」が立党され、天上界の諸霊が活発に活動を開始したのに合わせ、再び「霊言」の時代が到来した。

坂本龍馬、勝海舟、西郷隆盛、吉田松陰など明治維新の志士たちをはじめ、現代に近い田中角栄、佐藤栄作、岸信介などの政治家、ドラッカーや松下幸之助などの経営の神様、さらには卑弥呼や光明皇后などの女性の偉人たち──。

二度目の霊言ブームの特徴は、「公開霊言」として多くの聴衆の前で行われていることだ。毎回の霊言の様子は映像となって、幸福の科学の精舎や支部で公開されている。

始まった新たな挑戦「宇宙人リーディング」

現在進行形で、まだまだ進化し続ける「霊言」。2010年からは「宇宙人リーディング」という全く新たな分野に総裁は挑戦している。これは、現在地球人として生きている人の潜在意識の奥底に眠っている「宇宙人だった時の意識」を呼び出して霊言させるという、超絶した霊能力だ。この「宇宙人シリーズ」もすでに数十冊発刊されている。

一体、大川隆法総裁の霊能力は、どこまで広がっていくのか。おそらくこの宇宙のすべてを見通し、その奥にある霊的宇宙にまで広がっていくのだろう。謎はまだまだ深まるばかりだ。

「エル・カンターレ祭」で歴史の一ページが刻まれる

人類がこれまで目にしたことのない「霊言」の世界。これを読まずして、見ずして、これからの時代を語ることはできない。あなたもぜひ、書店で「霊言」を手にし、そして実際の映像も観ていただきたい。そこから、あなたにとっての新しい未来が始まるだろう。

大川隆法総裁の講演会もまた、天上界の神々からの霊的支援によって行われている。今年12月6日の「エル・カンターレ祭」大講演会は、「さいたまスーパーアリーナ」を本会場に、日本全国そして全世界3500会場で同時中継される。ここで新たな歴史の一ページが刻まれる。その霊的バイブレーションを、ぜひ生で感じ取ってみよう。