中国で「幸福指数」を政策目標に取り入れる動きが出ている。

GDP(国内総生産)の成長を追求するあまり、格差の拡大が問題になりつつあることに対応したものと見られる。8日付日経新聞などが報じている。

北京市などで「自民に幸福な生活を送らせる」ことを目標に盛り込んだりしているが、幸福度の指数化の方法は不明で、どこまでの正当性や客観性があるのかは疑問。結局、GDP偏重の現状は変わらないという指摘もある。

GDPの成長率が頭打ちになりつつある現状の中で、別の指標を掲げることで、成長の鈍化をごまかす狙いがあるのかもしれない。(村)

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