16日に金正日総書記が69歳の誕生日を迎えたこともあってか、昨日、今日と北朝鮮のニュースが目につく。

まず、北朝鮮の新ミサイル基地の発射台が完成した。各紙が報じているが、韓国・聯合ニュースが特に詳しく報じている。聯合ニュースは、ミサイル発射実験を行う可能性に言及し、一部専門家によれば、故金日成の誕生日(4月15日)と朝鮮労働党設立記念日(10月10日)前後の可能性があるという。

また、17日付の朝鮮日報によると、金正日氏の二男、金正哲氏が今月8日頃から1週間以上にわたりシンガポールに滞在していたという。正哲氏は、1泊約4万6200円かかる最高級ホテルのスイートルームに宿泊し、ダイヤモンドなど高級貴金属を購入した。

だが、こうして軍備拡張を進め、金一族が豪遊する一方で、食糧不足は深刻化している。17日付読売新聞は、専門家の話として、軍への配給も減少して、昨年以降、在外公館館員一人ずつに食糧確保のノルマが課され、本国に送るように指示されているほどだという。

かつて前の日本では、仁徳天皇が民家から炊事の煙が上がっていないのを嘆き悲しみ、3年間税金を取るのをやめて自ら質素な生活を送ったが、そうした国民の幸福を願う姿勢こそ、国家の指導者としてのあるべき姿ではないのか。(吉)


【2月17日分ニュースクリップ一覧】

菅「3月退陣」「前原首相」の可能性が見えてきた
日本人初のISS司令官誕生
京王線が電車内に痴漢防止カメラ設置へ
中東デモ対応で板ばさみのオバマ政権
「第二の天安門事件」は起こるか エジプトとの決定的な違い

東海道新幹線にもホームドア導入
リビアでもデモ、在位41年のカダフィ政権は揺らぐか
太陽フレアが4年ぶりに最大規模