中国国営新華社通信によると、12日、中国共産党は劉志軍鉄道相(58歳)を規律違反があったとして、兼務している鉄道省党書記を解任した。近く、鉄道相も解任される見込みだ。

規律違反の詳細は不明だが、高速鉄道の敷設などを巡り、汚職行為があったとの疑惑も出ている。

後任書記には税関総署の盛光祖署長(61歳)が任命された。だが、この人事には習近平国家副主席が関与している可能性もある。劉氏は以前、江沢民国家主席派(上海派)と言われた。一方で、後任の盛氏は2008年3月に現在の税関総署署長に就き、第17期中央委員会の委員にも選出されているが、中国評論新聞電子版によると、どうやらこの任命に習近平氏が関わっていたようだ。

本誌2月号から始まった「中南海INSIDE WATCH」では、来年中国の最高指導者となることが事実上確定している習近平氏の水面下の動きを追っているが、今まさに着々と彼は実権を握ろうとしている。(吉)

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