大阪府知事が「リニアの駅は大阪駅近くに」 関西復活は「交通革命」から

2012.01.14

2045年に全線開通予定の中央リニア新幹線の駅について、大阪府の松井一郎知事は橋下徹大阪市長と連携し、大阪・梅田のJR大阪駅北側の「うめきた」再開発街区に誘致する意向をこのほど明らかにした。

JR東海が、現在東海道新幹線の発着点となっている「新大阪駅」に設置する計画を立てているため、実現するかどうかは未定だ。

松井知事は同時に、「大阪と東京の両方から着工をめざしてほしい」とも述べ、まず2027年に東京―名古屋間を開業し、大阪延伸は45年を予定しているJR東海側に苦言を呈した。

関西経済が地盤沈下した理由の一つは、新幹線の駅を「大阪駅」とは離れた「新大阪駅」にしてしまったことだとエコノミストの増田悦佐氏が指摘している。新幹線が大阪駅に乗り入れれば、関西圏全体の鉄道ネットワークが格段に便利になって、経済効率が飛躍的に高まるのだという。

それをリニア新幹線で実現できるならば、30年間以上にわたる大阪の地盤沈下を挽回できる。

関西の復活は、リニア新幹線などによる「交通革命」がカギとなる。〈宮〉

【関連記事】

2008年2月号記事 だから大阪経済は復活する!

http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=504


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