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中国情報機関の残虐な拷問を演出したドラマ「VIVANT」に、中国国営メディアが一斉反発 ─ 日本に蔓延る中国スパイ対策を急げ

2026.10.27

《ニュース》

中国の国営・共産党系メディアが、中国スパイが残虐な拷問を行う演出をした日本のTBS系ドラマ「VIVANT(ヴィヴァン)」に対して猛批判を繰り返しています。

《詳細》

「VIVANT」では架空の国も登場する中、放送中の第2シーズンでは実在する「中国」という国名を使用し、中国の秘密情報機関「シンシー」が日本人主人公の敵として登場します。

10月4日の放送回では、シンシーの工作員が日本の秘密情報部隊「別班」のメンバーに対し、指を切り落としたり、腹部を刺したりするショッキングな拷問の場面が描かれました。

高市首相が14日の予算委員会で「VIVANT」を録画していると発言していたことから、中国のSNS上で、「高市早苗が直々に推薦した、日本の"反中国"ドラマ」などと非難が起き、ドラマの主演を務める堺雅人さんが謝罪しているAIの偽動画が生成されるも、拡散は一部にとどまっていました。

しかし25日に国営中央テレビ(CCTV)が公式SNSで、「意図的に中国を中傷! 旧日本軍の拷問を中国人になすりつける日本ドラマ『VIVANT』は、いったいどれほど荒唐無稽なのか?」と題する論評を掲載したことで、波紋が広がっています。

ただし先の大戦前の日中戦争中、中国大陸における日本軍の主敵は圧倒的に蒋介石の国民党軍であり、共産党軍はほとんど存在感がなかったため、そもそも彼らに対する日本軍の残虐行為は確認されていません。

CCTVは拷問の演出について、「こうした手法は、かつて中国を侵略した旧日本軍が、中国の抗日活動家に対して用いた拷問と酷似している。ドラマは善悪を逆転させ、旧日本軍による残虐行為を現代の中国人のイメージになすりつけることで、意図的に対立を生み出し、敵意をあおっている」などとしました。しかし「VIVANT」は先の大戦を彷彿とさせる内容は全くなく、中国の指摘は単なる揚げ足取りにすぎません。

また、ドラマが高視聴率を維持していることにも触れ(直近は関東地区で18.6%を記録)、こうしたコンテンツが日本で広く受け入れられていることを批判しました。

中国国営メディアが反応したことで、同国のSNS「微博(ウェイボー)」の検索ワードでは一時トップになり、中国の動画サイトではこれまでアップされていた「VIVANT」の海賊版が削除されたといいます。

さらに26日には、共産党機関紙「人民日報」傘下の「環球時報」が、「ドラマが日本の海外での越境的な行動を美化し、自衛隊の役割の境界をあいまいにしており、事実上、拡張的なナラティブ(言説)を発信している」「中国人を残忍な加害者として描いている」と非難しました。

これに対し日本のSNS上では、「日本人は新疆ウイグル自治区問題などで中国がどれだけ残忍で恐ろしい国か、大昔から十分認知している」「中国は日本人を悪役にした抗日ドラマを長年放送している」といった反論が相次いでいます。

《どう見るか》

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タグ: 中国  VIVANT  日中戦争  工作員  ウイグル  監視  スパイ  拷問 

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