ケニアの財政、物流、情報網までをも支配する「一帯一路」の毒牙【チャイナリスクの死角】

2026.08.06

国際政治学者

佐久間 拓真

(ペンネーム)
国際政治の中でも特に米中関係、インド太平洋の安全保障、中国情勢を専門にし、この分野で講演や執筆活動、現地調査などを行う。

東アフリカの経済的要衝であるケニアが、中国による巧妙な経済的侵略の標的となり、国家主権の根幹を揺るがされている。中国が進める巨大経済圏構想「一帯一路」の美名の下、ケニアは巨額のインフラ投資を受け入れてきた。しかし、その実態は、持続不可能な債務を意図的に負わせることで相手国を政治的・経済的に従属させる、いわゆる「債務の罠」という名の経済的侵略にほかならない。

採算が取れないと分かっていながら融資する経済的侵略

この侵略を象徴するプロジェクトが、港湾都市モンバサと首都ナイロビを結ぶ標準軌鉄道(SGR)の建設である。総工費の約9割が中国輸出入銀行からの融資で賄われ、施工も中国の国営企業が独占した。

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タグ: 中国  経済的侵略  佐久間拓真  チャイナリスクの死角  債務の罠  一帯一路  融資  運営権  ケニア 

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