岩手県、全森林の4割を風力NGゾーンへ 青森・宮城の“風力新税"に続き、追いやられる陸上風力

2024.02.01

《ニュース》

岩手県が陸上風力発電施設の立地回避を求める「レッドゾーン」を設置する方針であることが報じられています。

《詳細》

岩手県は、年中通して風が吹く、風力発電の適地の一つとして知られています。そのため数多くの事業者が、同県において陸上風力発電建設計画を進めてきました。しかし、少なからぬケースにおいてその計画区域が、国の天然記念物である絶滅危惧種のイヌワシの生息域に重なるなどして、反対運動が起きたり、県行政が再検討を求めたりするケースが相次いでいました。

こうしたなか岩手県はこのほど、イヌワシの重要な生息域や国立・国定公園の特別保護地区、国や県指定の保安林などを「レッドゾーン」として設定し、風力発電施設の立地回避を求める方針だといいます。県の森林面積の約4割が該当する見込みだといいます。

なおレッドゾーン外の風力計画についても、地域特性を踏まえて、騒音や水質、景観への影響に関する約50項目のチェックリストを作成し、事業者に示す方針だといいます。

風力開発回避を求める地域を行政がはっきり示すのは、全国的にも珍しいケースです。

《どう見るか》

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タグ: 風力新税  絶滅危惧種  風力発電  脱炭素  災害  岩手県  環境破壊  生態系 

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