東京都が高校と都立大学の授業料実質無償化の方針を正式決定 政策効果を検証しなければ税金の無駄遣いで終わってしまう

2024.01.09

《ニュース》

小池百合子・東京都知事はこのほど、高校と都立大学の授業料について、2024年度から所得制限を撤廃して実質無償化する方針を正式決定したと明らかにしました。

《詳細》

高校の授業料について、東京都では現在、国が実施する「高等学校等就学支援金制度」に加えて、「私立高等学校等授業料軽減助成金」を設けています。両者を合わせることで、世帯年収が910万円未満であれば、国公立・私立問わず授業料が実質的に無償になっています。

都立大学についても、世帯収入が478万円未満の学生を対象に、授業料を全額免除しています。昨年10月には、所得制限を910万円未満まで拡大すると発表していました。

今回の決定により、来年度から所得制限が撤廃され、都内在住のすべての高校生と都立大学生の授業料が無償化されることになります。また、年間10万円補助される私立中学校の授業料についても、世帯収入910万円未満という所得制限を撤廃するとのことです。

これらの助成金として、来年度予算に合計696億円を盛り込む方針だとしています。

小池都知事は記者団の取材に対し、「経済的な状況にかかわらず、子供たちが自らの思いで進路を選択できるような東京を実現していく」と述べています。

《どう見るか》

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タグ: 東京都  バラマキ  小池百合子  税金  授業料  無駄遣い  無償化  助成金 

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