映画ファンの皆様、ラララお元気ですか~♪
ミュージカルっぽく始めてみました(笑)。前回は、ミュージカル映画はいきなり歌ったり踊ったりして論理的でないところが霊界に似ているという話をしました。今回は、仏法真理的に見てミュージカル映画のもう一つの魅力であると筆者が考えることを述べてみます。
それは取りも直さず、ミュージカルがミュージカルである所以の「音楽」「歌」に関することです。美しい音楽が天国的なものであることは、多くの方に異論はないと思いますが、実際に霊界の天国にも音楽が流れているという証言があります。
2012年、細菌性髄膜炎で一週間の昏睡状態に陥ったアメリカの脳神経外科医が、その間の霊界体験を報告した『プルーフ・オブ・ヘヴン』(天国の証明)という本がベストセラーになりました。彼によると、霊界では空を飛ぶ自分の眼下で人々が輪になって歌い踊り、上からは天使たちが歌う栄光の讃歌が響いてきました。彼は回復後、古今の臨死体験に関する文献を読み、その多くに自分の体験と共通性があるのを知ります。その一つが「耳からでなく自分の存在全体を通って入ってくる、聖歌のような音楽が聞こえたこと」でした。
そして大川隆法・幸福の科学総裁による霊言では、作曲家水澤有一氏の守護霊が、天上界では音楽は流れているのかとの質問に「それぞれの世界には、BGMに当たるような曲調は流れているんです」と答え、女神が聴いているような音楽や、壮大な勇ましい音楽、地獄における不気味な音楽や恐怖の音楽などがあると語っています。
霊界におけるこうした音楽のあり方は何を意味するのでしょうか。音楽とは、リズムとメロディーとハーモニーから成る波動です。リズムとメロディーは音の長さ・高低・強弱の時間的持続・変化・発展であり、ハーモニー(和音)は複数の波動の空間的調和です。すなわち良き音楽は、宇宙の二大原理である進歩と調和の純粋な統一体であり、様々な霊界の調べを、言葉を超えて体現しているエネルギーと美の波動であり、非常に霊的なものと言えるでしょう。
あらゆる映画には音楽が付き物ですが、なかでも優れた音楽によるミュージカル映画は観る人の心と魂を揺り動かします。今回はリバティ読者に興味を持っていただけそうな宗教性があるドラマで、音楽も魅力的なものを2本ご紹介します。
『ジーザス・クライスト=スーパースター』
- 【スタッフ】
- 監督:ノーマン・ジュイソン 作曲:アンドリュー・ロイド・ウェバー
- 【キャスト】
- 出演:テッド・ニーリーほか
- 【その他】
- 1973年制作 | アメリカ | 112分
(あらすじ)
イエス・キリスト最後の7日間を聖書に基づき構成した大ヒット舞台ミュージカルの映画化。イエス、裏切りのユダ、マグダラのマリア、ローマ総督ピラトらに性格的な楽曲を配し、当初の崇拝からやがてイエス迫害に回るユダヤの群衆をコーラスや群舞で表現。十字架上で息絶えるまでのイエスの受難を描くロック・オペラ。
「キャッツ」「オペラ座の怪人」など多くの人気ミュージカルを作曲したロイド・ウェバーの出世作です。イエスの物語はバッハの受難曲など宗教音楽の題材となってきましたが、本作は1970年代当時のロック音楽によっている点が最大の面白さです。幸福の科学は、イエスの魂がまさにその時代にジョン・レノンとして転生したことを明かしています。そのジョンは霊言でこう語っています。
「イエス自体は『ロック』だったんだよ。(中略)当時のユダヤの伝統宗教に対して"ロックした"んだよ。ロックして歌いまくっていたのがイエスだよ」
イエスの生き方は荘厳な教会音楽以上に本作のようなロックのサウンドに合っているのかも。霊界情報に基づき、そんな楽しみ方ができる一本です。
『レ・ミゼラブル』
- 【スタッフ】
- 監督:トム・フーバー
- 【キャスト】
- 出演:ヒュー・ジャックマン ラッセル・クロウ アン・ハサウェイほか
- 【その他】
- 2012年制作 | イギリス・アメリカ | 158分
(あらすじ)
窃盗と脱獄未遂で19年間服役していたジャン・ヴァルジャンは、仮釈放中に司教の宗教的許しにふれて改心、逃亡して別人を名乗る。数年後、市長となった彼は薄幸の少女コゼットを引き取るが、ジャヴェール警部の執拗な追及に遭い再び行方をくらます。やがて成長したコゼットは学生革命家マリウスと恋仲になり、マリウスは1832年のパリ民衆蜂起に参加して負傷。ヴァルジャンは彼の命を救い、神への誓いを守って正しい人間であろうとする。
ミュージカル映画を1本だけ選ぶとしたら、筆者は本作を選びます。数々の美しい楽曲と心を打つ歌唱が奏でる、数奇なドラマにして壮大な人間讃歌。原作は世界文学の名作として名高いため、大川総裁は霊査の結果、作者ユーゴーが死後、地獄で苦しんでいると知りショックを受けたそうです。原作にマルクス主義に通じるものがあったためですが、この映画にはそうした面はほぼ感じられませんので、避ける必要はないと思います。むしろ本作の宗教性を縁として、ユーゴーが早く光の世界に還れるよう祈りたい思いです。スピリチュアルなラストシーンも感動的。未見の方にはぜひ鑑賞をお勧めします。
真理にかなったストーリーの、よく出来たミュージカル映画は、霊界を思わせる非論理性と音楽の力によって私たちの耳と心を楽しませてくれます。今後も折に触れ、いいミュージカル映画をご紹介してまいります。
(田中 司)
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