2026年4月号記事

HSU 神様の学問

入門編

ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(HSU)の教師陣があるべき学問の姿について語るシリーズ

第21回

宇宙時代をもたらす放電現象とプラズマ研究

大川博司

大川 博司

(おおかわ・ひろし)山梨大学工学部卒、同大学院博士課程修了 博士(医工学)。メーカー(プラズマ応用とその装置化の研究開発)を経て、HSUには開学時より奉職。現在は、HSU未来産業学部プロフェッサーを務め、プラズマ治療や人工衛星エンジン、そして小型核融合装置開発とその応用などの研究を行う。

雷とは、雲と雲との間、あるいは雲と地上との間に起こる放電現象であり、強烈な閃光と轟音を伴います。

芥川龍之介の「杜子春」の中で、「うす紫の稲妻がやにわに闇を二つに裂いて、凄まじく雷が鳴り出しました」と描写されています。ここでの稲妻の別名は電光であり、英語名は「ライトニング」です。一方、音のほうの雷鳴は英語で「サンダー」と使い分けられています。稲妻は空気中を電気が流れている放電路であり、その部分が電離気体すなわちプラズマ(*1)状態となっており、強い光を発しています。雷鳴は、そのプラズマに一瞬高電流が流れ高温となることで急膨張した際に生じる衝撃波によるものです。

(*1)自然界では、雷やオーロラ、太陽などがプラズマです。


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