2010年2月号記事

日本の教育で国際社会を生き残れるか

~熾烈な海外の教育事情~

アメリカでは指導力不足の教師を左遷し、インドでは小学生を留年させる。各国が教育に厳しい競争原理を働かせるのは、知力こそが国を発展させるという自覚の表れだ。しかし日本では、教員免許更新制の廃止や全国学力テストの縮小など、ゆとり教育への逆戻りの動きが加速している。熾烈な競争が繰り広げられる国際社会で、果たして日本の教育は未来を開いていけるのか。(編集部/山下格史・近藤雅之)