ブラジル・リオデジャネイロ沖の大西洋の海面下で、陸地でしかつくられない花崗岩が大量に見つかり、かつて大西洋上に大陸があったことが判明した、と日本の海洋研究開発機構とブラジル政府が発表したことを、6日付の各紙ネットニュースなどが伝えている。ブラジル政府は「伝説のアトランティス大陸のような陸地が存在した極めて強い証拠」としている。

各報道によると、発見されたのは4月下旬に行われた調査。調査最終日の同月30日、日本の有人潜水調査船「しんかい6500」が使われ、陸上にしか見られず、海底にあるはずのない花崗岩の台地が、水深910メートルで発見された。この海底台地は広いところで幅が1000キロにも及び、沈んだのは数千万年前とみられている。

これまで「花崗岩」は陸上でのみでしか見られず、海底は主に「玄武岩」でできているというのが通説だった。海底で陸と同じ組成の台地が発見されてこなかったことから、これまで多くの地質学者は「大陸の沈没や隆起はありえない」と結論づけてきた。だが、この「常識」は今回の発見で覆った形になる。

かつて、大西洋のアトランティス大陸に言及したのは古代ギリシャの哲学者プラトンだ。プラトンは著書『ティマイオス』『クリティアス』で、アトランティス大陸は当時から約9千年前(=今から約1万2000年前)に沈没したと記している。

だが、このアトランティス大陸の存在については、大川隆法・幸福の科学総裁が1980年代にその詳細を明らかにしており、その内容が収められた『太陽の法』で次のように記している。(以下、要約)。

地球上では、いくつもの大陸が浮沈を繰り返し、いくつもの文明が栄えてきた。大西洋のバミューダ海域を中心としたアトランティス大陸に文明が存在したのは、今から1万6000年前~1万年前のこと。宗教家、政治家、科学者などを一人で兼ね備えた全智全能の大導師・トスが1万2000年前に生まれ、文明は全盛期を迎えた。

このアトランティス文明は科学万能の時代を迎えたが、その後、トスの本物の「万能」を受け継ぐものが出ず、文明は科学偏重に傾いていった。そして、多くの人々が科学万能信仰におちいり、神仏や目に見えない世界を否定。その悪想念の曇りが大陸を覆ったため、1万年前のある日、大陸は一昼夜にして海底に没した。その難を逃れた人々が、飛行船でアフリカやスペイン、南米アンデスなどに移住し、ピラミッドなどの文明や技術をもたらした(以上、要約終了)。

今回の発見では、文明が存在していたことを示す人工構造物はまだ見つかっておらず、バミューダ海域からは少し距離があるが、これまで現代科学が否定してきた、大陸の隆起や沈没があり得ることが示されたと言える。

このように、科学ではそれまでの「常識」が、たった一つの発見で覆されることがある。検証できる形の証拠が見つかっていないという理由で、現代科学が未知の世界のものを否定することは傲慢な態度だろう。その思いが思考の範囲を狭め、本来発見されるはずの「真実」から目を背けさせてしまうのだ。

これまでに大川総裁は過去の文明の他にも、人間の本質は魂であり、生まれ変わりを繰り返して魂を磨いている事実や、宇宙人やUFOの存在など、現代科学では明らかになっていない事実について、「公開霊言」などの形で証明を続けている。

未知の世界や目に見えない世界が存在するということに対して、現代を生きる人々は謙虚に目を開くべきだろう。その先に、新しい文明が拓けてくるのである。(居)

【関連書籍】

幸福の科学出版HP 『太陽の法』 大川隆法著

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