米航空宇宙局(NASA)のチャールズ・ボールデン長官は、19日の下院科学・宇宙・技術委員会の公聴会で、天体が地球に衝突しそうな場合、「祈るしかない」と答弁した。「もし地球に向かっている大型の天体が見つかり、衝突まで3週間しかない場合、NASAはどうするか」という、議員からの質問に答えたもの。

世界一の宇宙技術を誇るNASAの答えが「祈れ」というのは、何とも心もとない話だが、その背景にはNASAの厳しい懐事情がある。

NASAは地球の近くを通る直径140km以上の天体について、その90%を探知・追跡するよう、議会から求められている。しかし現状では、探知に成功しているのは10%に過ぎないという。ボールデン長官は公聴会で、「我々の試算によれば、90%という議会が決めた目標に達するには、現在の予算額だと2030年までかかる」と述べている。

折しも、アメリカでは財政危機の煽りを受けて、政府予算の強制削減が始まっている。衛星による情報収集など、米軍の活動も宇宙技術を活用したものが多いが、それらも予算削減の影響を受けないか懸念されている。

一方で、2月にロシアで発生した隕石墜落事件では、謎の発光体が落下中の隕石を射抜き、破壊しているかのような映像が撮影されている。発光体の正体は宇宙人の乗ったUFOのようにも見える。だとすれば、ボールデン長官の「祈ろう」という答えも、あながち間違いではない。

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