2009年1月号記事

中国からシーレーンを独力でも守れる体制を

オバマ次期大統領の守護霊(潜在意識)の「声」に基づいてアメリカの政治が直ちに大転換するわけではない。ただ、大統領の4年の任期、再選の可能性も含めると8年の間で、何か大きな「事件」が起こった時、その対処をめぐって守護霊の考え方が影響を与えることになるだろう。「日本を捨て、中国を選ぶ」という守護霊のアイデアはどこかで顔をのぞかせ、やがて具体的なものとなっていく可能性がある。

国内では衆院総選挙を目前に控えて、「国民の生活が第一」と年金や医療を争点に据える政党もあるが、今後の十数年間で日本を襲うであろう「CHANGE」は、生活次元のものではない。日本が独立国として存続できるかどうかという危機である。そうした中長期の視点を持って日本を引っ張っていく政治リーダーたちの登場こそが待たれるのだ。ここでは、オバマ次期大統領の政策や政治スタンスを点検しながら、日本のとるべき道筋を探る。(本誌編集部)