昨年秋に日本公開され、米アカデミー賞にエントリーされたアニメ映画「神秘の法」(製作総指揮・大川隆法、幸福の科学出版作品)が、ポルトガルで毎年開催されているリスボン・アニメ映画祭で、審査員が国民に観てもらいたい作品として選ぶ「Best of the World 2013」を受賞、大きな反響を呼んでいる。

同映画祭は、全世界のアニメーションを対象とし、今年12回目。毎年世界中から数多くの長編、ショートショート等幅広いアニメ映画が集まる。今年は3月7日から17日まで行われた。

「神秘の法」は上映の前日、今掛勇監督による同映画の解説セッションを開き、多くの若者の関心を集めた。

セッションの内容は、映画のメッセージや製作プロセス、製作の苦労話、そして製作総指揮者である大川隆法・幸福の科学グループ創始者兼総裁の紹介、同グループの活動紹介など、多岐にわたり、セッション終了後は今掛監督のサイン会に長い列ができた。また、多数のメディアが今掛監督に取材した。

セッションに参加した女性は「この映画が日本人のためだけでなく、すべての人のためにつくられたという考えが気に入りました」と語り、また別の女性は「このようなテーマを扱う人はあまりいないし、信じる人も少ないから、このような映画を作ったこと、そして世界に発信しようとしているのがすごい。勇気あることだ」とコメントを寄せた。

また、上映会で同映画を見た男性は「宇宙の愛が感じられる美しい映画だった。すごく良かった」と感動を語った。

映画「神秘の法」は、壮大なスケールで人間の根源的なテーマを扱っている。見る人によって感じ方は様々だが、アメリカでは「救世主」や「宗教」に関する感想が多く、ポルトガルでは「人類愛」や「宇宙」に関する感想が多かったようだ。

この映画は、すでに日本を超えて世界中に広がりつつある。それは今、世界中の人々が求めているものが、この映画の中にあるからだろう。

それは、「果たして人類は、宗教、思想、人種、国境などの違いを超えて、信じ合い、世界ユートピアを築くことができるのか。それとも、互いの違いを理解せず許せず、憎しみ合い、戦い続けるのか」という、どちらの道を地球人類が選ぶかという、切実で大きなテーマだ。

日本アニメが世界を席巻する中で、満を持して登場した深い思想性のあるこの映画が、宗教を超え、人種を超えて世界の隅々まで広がった時、世界は大きく変わっていることだろう。(仁)

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