自虐史観を払拭し、正しい歴史観を広めようと活動している評論家の阿羅健一氏が26日、東京・赤坂の幸福の科学ユートピア活動推進館で行った講演会「『南京虐殺の検証』 南京で本当は何が起こったのか」(幸福実現党主催)で、「南京(大虐殺)は架空の出来事です」などと、中国やアメリカなどの連合国によるでっち上げだと指摘した。以下は、講演内容の要約。

南京大虐殺が取り沙汰された「東京裁判」では、当時、中国にいたベイツというアメリカ人が「1万2000人の男女および子供が殺された」と証言した。このベイツ氏は、キリスト教の宣教師として中国に派遣されていた人物で、当時、中国の金陵大学(現・南京大学)で社会学を教えていた大学教授だった。

だがベイツ氏は、日本軍が南京に入城する時に、城内で中国人の保護に当たっており、その際に作成した「南京安全区文書」では、安全区内で起きた殺人は「5件24人」と記していた。

なぜ、「24人」を「1万2000人」としたのか。それには、次のような背景がある。キリスト教にとって当時の中国は、最大の布教対象国であり、5000人もの宣教師を派遣して、大学や病院などをつくりつつ、布教活動に励んでいた。しかし、中国での宣教が思うように進まず、宣教師を引き上げる可能性が出てきた。そのため、現地の宣教師たちは、自らの布教を成功させるためにも中国人に味方し、日本人を非難する人が多かった。

また、アメリカよりも中国での生活が長い宣教師や、中国生まれの宣教師もいて、その多くが中国に肩入れしていた。実は、先に紹介したベイツ氏も中華民国の顧問であり、蒋介石から勲章をもらっていた。つまり、南京虐殺は、中国やアメリカなどの連合国がつくった「架空の出来事」なのだ(要約、以上)。

南京大虐殺の真実については、大川隆法・幸福の科学総裁が昨年9月、「眠れる予言者」として有名なエドガー・ケイシー霊を招霊し、「タイムスリップ・リーディング」を行っている。それによると、当時南京にいたのは5万人程度で、日本兵と中国のゲリラ兵の戦闘で、互いに200人ほどの死者が出ただけで虐殺も暴行もなく、日本軍の入城後、治安が回復したため、南京の人口が33万人にまで増えたことが確認されている。(『従軍慰安婦問題と南京大虐殺は本当か?』参照)

日本政府は、中国や北朝鮮、韓国などへの弱腰ぶりが目立つが、それは日本人の根底に自虐史観があるからだ。阿羅氏の講演でも分かるように、南京大虐殺は架空の出来事であり、連合国側が自分たちを正当化するためにでっち上げたものである。そろそろ、日本人は連合国から押し付けられた自虐史観を捨て、自らの手で歴史を正しく書き換えなければならない。(飯)

【参考書籍】

幸福の科学出版HP 『従軍慰安婦問題と南京大虐殺は本当か?』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=824

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