先日のアカデミー賞ノミネートは惜しくも逃した映画「神秘の法」(製作総指揮・大川隆法)だが、着々と「世界進出」を続けている。世界各地で放映される中で、この1月初旬から3月末まで台湾のエバー航空の全世界50都市路線で機内上映が決まった。また「ファイナル・ジャッジメント」(同)も国営スリランカ航空で2月初旬から5月末まで月間2000フライト路線で機内上映が決まった。

映画「神秘の法」は、台湾では昨年10月に1週間の予定で4都市の5劇場で上映されたが、好評のため1週間延長し、うち1館ではさらに1週間延長となった。その内容の高度さと面白さ、話題性を見て、台湾エバー航空からオファーがあった。

また香港でも、同12月にマカオを含む6劇場で上映。それに先立つ記者や著名人向けの試写会では200席が満席となり、上映終了時には大きな拍手が沸いた。現地メディアでも話題となった。

「神秘の法」は「帝国ゴドム」という中国を思わせるアジアの独裁国家が世界制覇していくというストーリーのアニメ映画だが、台湾、香港でこの映画が大きな反響を呼んでいることが、中国共産党政権への強烈な一撃になるのは間違いない。

また、映画「ファイナル・ジャッジメント」も「南アジア共和国」という独裁国家に日本が占領されるというストーリーの実写映画で、上映後の8月には尖閣をめぐって中国の侵略的行動が続き、「早くもこの映画の予言が当たった」と話題になった。

同映画はスリランカで同8月から2カ月間、コロンボ市内の3館で上映され、大きな反響を呼び、その後も各都市で上映されている。主演女優のウマリ・ティラカラトナがスリランカの有名女優ということもあって、スリランカ航空からオファーがあった。

日本のマスコミはこれらの映画について無視を続けたが、すでに世界中で話題になりつつある。すでに昨年6月、ロイター通信が「ファイナル・ジャッジメント」の内容を全世界に配信し、アメリカのアカデミー賞審査員たちからも、「神秘の法」の世界観、宗教観に対して賞賛の声が相次いだ。その反響を見ても、今、世界にとっても最も必要なメッセージが込められ、それを世界の人々が素直に受け止めていることが分かる。

映画賞の対象はその年の公開が前提となるが、この2本は普通の映画と違って、時が経つにつれ、その価値が明らかになっていく映画だ。今後も世界各地で公開され、やがて大きな流れをつくっていくことになるだろう。(仁)

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2013年1月11日付本欄 映画「神秘の法」 米国の試写会で高評価 キーワードは「宗教」

http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=5445

2012年6月13日付本欄 ロイター通信が映画「ファイナル・ジャッジメント」を世界中に伝える

http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=4428